Excelには、「SUM」「AVERAGE」といった関数を使わずに合計値や平均値を求める方法があることをご存知だろうか。
「SUM」は合計値、「AVERAGE」は平均値――といった具合に、Excelにはさまざまな値を求める関数がある。しかし、こうした関数を用いなくとも合計値や平均値は、すぐさま求めることができるのだ。
やり方は驚くほど簡単。対象となるセルを選択するだけだ。「選択しただけじゃ、何も変わらない」という方は、ウィンドウの右下を見てほしい。「合計=(数値)」が表示されているのがわかるはずだ。
しかも、合計値のところで右クリックすると、表示する値を「合計」のほか、「平均」「データの個数」「数値の個数」「最大値」「最小値」の中から選択できる。さらに、選択したセルが連続していなくとも問題ない。離れたセルでも[Ctrl]キーを押して選択すれば、計算の対象になる。
なお、編集部ではOffice 2000、2003、「the 2007 Microsoft Office system」(Office 2007)のβ版で同じ機能があることを確認した。しかも、Office 2007β版では「合計」「平均」「データの個数」「数値の個数」を一度に表示できるようになっている。
実はこの機能、Excelだけの機能ではない。「OpenOffice.org」やキングソフトの「Kingsoft Office 2007」β版でも確認できた。なお、Googleのオンラインオフィス「Google Docs & Spreadsheet」では複数のセルを選択しても同様の機能は利用できなかった。
表計算ソフトはとかく難しく思われがちだが、意外と簡単にほしい結果を手に入れることもできる。関数嫌いな方も、今回のLifeHackを利用してExcelなどの表計算ソフトにチャレンジしてみてはどうだろう。
目標 | 方法 |
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関数を使わずに合計値や平均値を求める | 対象となるセルを選択する |
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