松下のOCRソフトが認識精度向上 新方式採用で週刊「仕事耕具」

» 2006年11月13日 20時57分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 松下電器産業は、日本語・英語活字カラーOCRソフト「読取革命Ver.11」を12月8日に発売する。価格は1万2800円から。

 読取革命Ver.11では、日本語OCRエンジンに新たな認識処理方式を取り入れ、認識精度を向上させた。400dpiの場合で6〜60ポイントの文字を認識できる。さらにFAXやコピーのかすれた文字なども読み取れるほか、表の罫線やセルの背景色も再現できるという。標準装備の言語解析辞書は約14万語、専門用語辞書は38ジャンル約61万語を収録しており、専門書や論文なども認識できる。

 また、縦書き・横書きテキスト、画像、図、表などが混在した原稿もレイアウトを再現する「かんたん認識」機能を搭載。原稿のタイプを選択するだけで認識を行う。さらに、認識結果の確認作業に便利な「認識結果の読み上げ」機能やQRコードの認識に対応した。このほか、画像ファイルをダイレクトにPDFファイルに変換できる機能や翻訳ソフトウェア「ATLAS V12/V13」「ATLAS 翻訳パーソナル2006」「コリャ英和! 一発翻訳 2007」を搭載した。

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