誤送信を防止に役立つ機能を搭載した「Shuriken 2007」

メールで怖いのは送ってはいけない人へメールを誤って送信してしまうことだ。3月9日に発売される「Shuriken 2007」では、送信メールの宛先設定を見直したほか、アドレス欄に関連情報を表示することで誤送信を防止するという。

» 2007年01月23日 17時57分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 ジャストシステムは、メールソフトの最新版「Shuriken 2007」を3月9日に発売する。価格はパッケージ版が5040円で、ダウンロード版は3675円。Windows 2000/XPに加え、Windows Vistaにも対応する。

 「Shuriken」シリーズは、自然言語処理を活用したジャストシステム独自の迷惑メール対策機能を搭載するメールソフト。最新版のShuriken 2007では、安全性と操作性を向上させるため、インタフェースを見直したという。

 メールで怖いのは送ってはいけない人へ誤ってメールを送信してしまうことだ。このためShuriken 2007では、送信メールの宛先設定を変更。従来横1列に並んでいたメールアドレスを、1行に1つのメールアドレスを表示する形式に変更。あわせて部署名やメモなど、アドレス帳に登録されている情報も表示する。アドレスだけでなく関連情報を表示することで、メール送信にありがちな誤送信の防止に役立つというわけだ。

 また、メール送信を許可しないアドレスを登録しておけば、万が一そのアドレス宛のメールを作成しても送受信を強制的に中止するようになった。

 操作性の向上には、仕分け機能を強化。一覧画面からメールを選択しコマンドを実行するだけで、見出しや差出人、ヘッダの文字列を自動で仕分け条件に設定したり、メールをダイアログにドラッグ&ドロップすることで仕分け条件を作成できる機能を搭載した。

 すばやく宛名を入力できるよう、入力支援機能も新たに搭載。入力した文字列から、アドレス帳や履歴のメールアドレス/フリガナをインクリメンタルサーチし、候補表示する。一覧画面のツールバーには、検索フィールドを標準で配置。メール検索をより素早く行えるほか、個別ビューアにツールバーを追加し各種機能を実行可能になっている。

 画面の配色には、ダークシルバー、ダークブルー、ダークグリーン、ライトシルバー、ライトブルー、ライトグリーンの6色を用意。好みに応じて設定できる。このほか、Windows Vistaの「Windowsメール」からもアカウントの移行を簡単にできるなど、Vista環境への対応強化を図った。

 従来のShuriken Proシリーズ製品の登録ユーザー向けには、バージョンアップ版(2625円)も販売。ダウンロード提供での価格は2100円。法人向けには「Shuriken 2007[Corporate Edition]」を発売する。こちらは1ライセンス3150円で、バージョンアップ版は1ライセンス2100円。

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