シャープペンシルを持ち歩く場合、必須なのが替え芯のケースだ。それならば、替え芯ケースで字を書ければいいのではないか――こんな発想で生まれたシャープペンシルがある。
シャープペンシルを持ち歩く場合、必須なのが替え芯のケースだ。シャープペンの芯が不意に空になり、替え芯も持っていない――となると、字が書けなくなってしまう。それならば、替え芯ケースで字を書ければいいのではないか。こんな“逆転の発想”で生まれたシャープペンがある。
サンスター文具の「シンドバット」は、芯が40本入るシャープペンだ。一般の替え芯は40本セットで売られているので、いわば替え芯ケースがシャープペン本体になってしまったようなものである。「替え芯のケースで字を書けたらいいのではないか、という発想で40本入ることになった。芯タンクに40本の芯が入っている状態から、1本だけすっと押し出し、最後の1本まで使い切れるようにするには技術が必要だ」(同社)。
シンドバットシリーズには、長さが約11センチと短めの“初代”シンドバットと、長さが約14センチの「シャープシンドバット」がある。初代シンドバットに対しては「短くて書きづらいというユーザーの声があった」(同社)ため、シャープシンドバットを開発し、2007年1月末に発売した。シャープシンドバットの価格は294円で、カラーはクールブラック、ライトグリーン、ブルー、オレンジ、ピンク、グリーンの6色。
サンスター文具ではシンドバットシリーズとしてシャープペンと赤・黒のボールペンの3WAYタイプを3月に発売する予定だ。一般的な3WAYタイプはシャープペンの芯が2〜3本しか入らないが、シンドバットには15本まで入る。「他メーカーの製品で、10本以上芯を入れられるものはおそらくない」(同社)という。こちらの価格は378円で、ケースのカラーはブラック、クリア、ブルー、ライムの4色。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.