続々・本のページを開いたまま固定する3分LifeHacking

前回、前々回に引き続き、本を見ながらPCの入力を行う場合などに便利な、ブックスタンド2製品を紹介する。

» 2007年09月03日 15時00分 公開
[kizuki,ITmedia]

 本誌では「PCで作業しながら読書するためのツール」を何度か紹介している(関連記事その1その2その3その4その5)。今回はデータホルダーとしても利用できたり、持ち運びに便利な携帯用のブックスタンドを紹介しよう。

データホルダーとしても使える「書見台」

セキセイの「書見台」。データホルダーとブックスタンドの中間に位置する製品である。外見はエレコムの「EDH-004」によく似ている

 セキセイのその名もズバリ「書見台」は、データホルダーとしても利用できるブックスタンドだ。外観および構造は前回紹介したエレコムの「EDH-004」とよく似ている(7月10日の記事参照)が、上部にクリップが付属しており、書類を挟んでデータホルダー的に使えるというメリットがある。また、プレート中央には写真などを挟むこともできる。

 EDH-004に比べるとホールド力は弱い。反発力が強い書籍には向かないが、最大4センチまでの厚みまで対応するため、辞書や百科事典といった厚みのある書籍を固定するのに向いている。原稿固定クリップは回転式で、ページめくりがしやすいメリットもある。もっともこれは「めくれやすい」とも言えるので、一長一短かもしれない。

本をホールドしたところ。四六判よりも小さい書籍には向かない
クリップは厚さ4センチまで。ややはずれやすい構造
上部のクリップは最大31センチまで伸ばすことができるので、A4タテサイズの用紙も挟める

 実売価格は1000円を切るなどお手頃。いかにもオフィス製品チックなグレー以外にも、ブルー、キウイ、オレンジといったポップなカラーバリエーションを備えている点もユニークだ。

本日のレシピ(その1)
製品名 実売価格 発売元
書見台(BH001) 980円 セキセイ

携帯できるブックスタンド「ほんたった」

エジソンの「ほんたった」。一般的なブックスタンドのようなプレートはなく、骨組みだけの構造

 「ほんたった」はその名の通り、本を立たせることが可能なブックスタンドだ。

 一般的なブックスタンドとの違いは、携帯性の高さにある。折りたたんで持ち歩くことができる構造は、大きなプレートにクリップがついた書見台とは一線を画する。出張先での作業、また喫茶店などでちょっとした作業を行いたいという場合にぴったりだ。新幹線など特急車両の座席後部のテーブルに置き、移動中の読書に使用してもいいだろう。

 本を挟む構造もユニーク。クリップでページを挟む構造そのものは一般的なブックスタンドと変わらないが、本製品は「ダブルバインダー」と呼ばれる2重のクリップを採用しており、これから読もうとするページは楽にめくれる手前のクリップ、しっかり固定しておきたいページは奥のクリップに挟むことで、ページが容易にめくれるようになっている。ページをめくろうとして本全体がバタンと閉じてしまうといった、ブックスタンドにありがちな心配もない。

 製品にはビニール製ポーチも付属しており、カバンの中に放り込んで持ち運べる。ブックスタンドに興味はあるが、未使用時の置き場所に困るという人にもおすすめできる製品だ。

折りたたむとスティック状になり、持ち運びに便利
スタンド部を180度回転させる
本をホールドしたところ。最大で幅55センチまで対応する…が、さすがにそこまでいくとスタンドが重量に耐えられないだろう

独自のダブルクリップ機構を採用し、めくるページと固定したいページを分けてクリップしておける
背面から見たところ。接地部には滑り止めのゴム素材を使用するなど、手堅い作り
持ち運び用のビニールポーチも付属

本日のレシピ(その2)
製品名 実売価格 発売元
ほんたった 1890円 エジソン

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