ノートPCのバッテリー残量を時間経過とともに把握できるユーティリティを紹介する。
モバイル環境でノートPCを使用している人にとって、バッテリーの残量は切実な問題だ。少しでも長い時間ノートPCを駆動させるために、画面の輝度を調整したり、無線LANモジュールをOFFにするといった“バッテリー延命策”は、多くのモバイルユーザーが試みていることだろう。
しかし「輝度を下げるとバッテリーの持ちがよくなる」とか「無線LANをONにしておくとバッテリーが減りやすい」というのは、あくまで一般的な傾向というだけで、実際にはバッテリーにどのくらい影響を及ぼしているのか不透明なところも多い。もしかすると自動的に省電力の制御をしてくれていて、与える影響はごく軽微である可能性もある。
今回紹介する「BATView」は、バッテリーの残量を折れ線グラフ表してくれるユーティリティだ。Windowsのコントロールパネルから表示する「電源オプション」であれば、あくまでその時点のバッテリーの残量と、予測寿命の表示しかできない。BATViewは、折れ線グラフを用いることにより、時間経過とともにバッテリーが減っていく様子がひと目で分かるので、残り時間が直感的に把握できるという特徴がある。
また、時間の経過とともに減り具合を表示してくれるため、特定のモジュールをON/OFFさせながら、バッテリーの減りにどのくらいの影響を与えるか調べることができる。例えば、メディアプレーヤーを起動させてから急にバッテリーの消費が早くなったとか、無線LANモジュールは思ったよりも影響を与えないとか、さまざまな影響が読み取れるというわけだ。
機能はシンプルで、グラフのサイズが変更できないといった問題もあるが、バッテリー消費の実態を手軽に知ることができる、便利なユーティリティだと言えるだろう。
ソフト名 | 対応OS | 利用料 | 作者 | 備考 |
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BATView | Windows XP/2000/NT 4.0/Me/98/95 | 無料 | 海人氏 | ※「C++Builder5ランタイム」が必要 |
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