Mozilla、マッシュアップツール「Ubiquity」の試作版公開

Firefoxのアドオン「Ubiquity」を使うと、サイトのページを開かずにデータを取得できる。

» 2008年08月28日 07時58分 公開
[ITmedia]

 Mozillaは8月26日、オープンソースのマッシュアップツール「Ubiquity」のプロトタイプ(バージョン0.1)をリリースした。

 UbiquityはFirefoxのアドオン機能で、入力ボックスにコマンドを入力することで、さまざまなWebサービスからデータを取得できる。コマンドを入力するだけで、地図サイトにアクセスせずに地図を検索したり、翻訳サイトを開かずにWebページを翻訳することが可能。そのほか、Amazon、Google、Wikipedia、Yahoo!などの検索、DiggやTwitter、Yelpのレストランレビュー検索、天気情報の入手などもできる。

 Ubiquityを使えば、例えば、友人をレストランに誘うWebメールを書き、店の地図やレビューを探して、コピーしてメールに張り付けるといった作業を、地図サイトやレビューサイトを開かずにスムーズにできるという。

Ubiquity e.g. Webメール作成画面から、地図を検索できる

 コマンドは自然言語コマンドに近いものになっており、例えば「wikipedia babel fish」と入力すればWikipediaで「babel fish」を検索でき、「map Chicago Comics」と入力すればGoogle MapsでChicago Comicsの店舗の地図を検索できる。誰でも新しいコマンドを作ることができ、また他者が作ったコマンドを利用することもできる。

 UbiquityはWindows XPおよびVistaに対応。Mac OS Xで使うにはGrowlをインストールする必要がある。

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