Chromeには、キャッシュ、履歴、Cookieを残さずにWebページを閲覧できる「シークレットウィンドウ機能」も搭載している。これは、IE 8に搭載された新機能「InPrivateブラウジング」とよく似ている。IE 8の場合は、ツールメニューか「新しいタブ」内のメニューから新ウィンドウを立ち上げるという手順で、このウィンドウ内で閲覧したページに関しては、履歴などが残らない。
一方Chromeは、ページメニューボタンからシークレットウィンドウを開けるほか、リンク先を右クリックして「シークレットウィンドウで開く」を選択することも可能だ。便利だと思ったのは、一度シークレットウィンドウを立ち上げておけば、通常ウィンドウで右クリックメニューからリンク先を開いたときでも、自動的にシークレットウィンドウの方にタブを追加してくれること。
Chromeは1つ1つのタブを独立したプロセスで立ち上げているのだから、同一ウィンドウ内でもシークレットタブと通常タブを併用できれば便利なのに――とも思ったが、この場合、今どちらのモードで閲覧しているのか分からなくなってしまうおそれがあるかもしれない。
Chromeでは、多くのタブブラウザで共通に使える[Ctrl]+[T](新しいタブを開く)、[Ctrl]+[N](新しいウィンドウを開く)などに加え、便利に使えるキーボードショートカットを用意している。
ショートカットキーボード | 動作 |
---|---|
[Ctrl]+[Shift]+[T] | 最後に閉じたタブをもう一度開く。最近閉じた10個までのタブを復元可能 |
[Ctrl]+[Tab] [Ctrl]+[PgDn] |
次のタブに表示を切り替える |
[Ctrl]+[Shift]+[Tab] [Ctrl]+[PgUp] |
前のタブに表示を切り替える |
[Ctrl]+[1]〜[8] | 一番左のタブをタブ番号1として、対応する位置のタブに表示を切り替える |
[Ctrl]+[W] [Ctrl]+[F4] |
現在のタブやポップアップを閉じる |
[Shift]+[Escape] | Chrome専用のタスクマネージャ(タブごとにメモリやCPUの使用比率などを表示する)を表示 |
[Alt]+リンクをクリック | リンク先をダウンロードする |
リンクをブックマークバーにドラッグ | リンクをブックマークバーに追加する |
[Ctrl]+[J] | ダウンロード履歴を表示する |
[Ctrl]+[H] | ページ履歴を表示する |
[Ctrl]+[B] | ブックマークバーのオン/オフを切り替える |
[Ctrl]+[L] [F6] |
多機能ワンボックスにフォーカスを移す |
[Ctrl]+[F] | ページ内を検索する |
[Ctrl]+[G] [Ctrl]+[F3] |
ページ内検索で次の候補に移動する |
[Ctrl]+[Shift]+[G] [Ctrl]+[Shift]+[F3] |
ページ内検索で前の候補に移動する |
[Ctrl]+[D] | 現在のページをブックマークする |
[Ctrl]+[+] | 文字サイズを大きくする |
[Ctrl]+[−] | 文字サイズを小さくする |
[Ctrl]+[U] | そのページのソースを表示する |
[Ctrl]+[F]の「ページ内検索」は、入力した文字列をインクリメンタルサーチし、合致するすべての文字列を黄色で、現在選択されている文字列をオレンジでハイライト表示する。次の候補に移動するには[Ctrl]+[G]を使う。さらに、スクロールバーには黄色のラインが現れ、ページ内のどこに合致する文字列があるかを示してくれるのだ。文字列を入力するボックスの右端を見れば、その文字列がページ内にいくつ含まれるのかも一目で分かるようになっている。
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