Google ChromeのTipsとちょっとした裏技3分LifeHacking

起動や表示がとにかく速いと評判の「Google Chrome」。シンプルな反面、今まで使ってきたブラウザに比べて拡張機能に乏しい。だが、もともとある機能でも上手く使えば便利なはず。そんなTipsをいくつか紹介しよう。

» 2008年09月08日 17時59分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 9月3日公開されたGoogleのWebブラウザ「Google Chrome」。ブログや某巨大掲示板などでは「チョロメ」などの愛称も付いたようだ。さて、このGoogle Chromeだが、起動や表示がとにかく速い。だが、今まで使ってきたブラウザに比べて拡張機能に乏しい。とはいえ、もともとある機能でも上手く使えば便利なはずだから、もうちょっと便利に使うためのTipsなどを紹介しよう。

テキストエリアのサイズ変更

右下のグレーでドット表示されている部分をつまんで、テキストエリアをサイズ変更できる

 まず特徴的なのは、テキストエリアの広さを変えられること。テキストエリア右下のコーナーをドラッグすることで変えられる。Webベースのシステム以外にも、ブログやSNSなど、テキストエリアに入力することも増えてきた。便利に使ってほしい。ちなみにこの機能は描画エンジン「Webkit」によるもので、Safariでも同じように使えることを覚えておくといいだろう。

タブの復活

新規タブの右下からもタブを復活できる。履歴も残っているので、復活したタブでも進む/戻るボタンなどが使える

 タブブラウザで定番の機能としては、「タブの復活」である。Google Chromeでは[Ctrl]+[Shift]+[T]のキーボードショートカットを使うことで、直前のタブを復活できる。直前のタブではなくもう少し前のタブを復活したい場合は、新規タブを開いて、右下に表示する「最近閉じたタブ」の中から選んでクリックしよう。

履歴確認の便利ワザ

[Ctrl]+[H]で表示する履歴ページと違って、閲覧した時刻などは表示しない

 履歴については[Ctrl]+[H]のほかにもチェックする方法がある。ブラウザの「進む」ボタンと「戻る」ボタンを長押しするか、右クリックすると履歴を最大17件まで表示するのだ。最近の履歴を確認するにはこちらのほうが簡単かもしれない。

デフォルトでアドレスバーにフォーカス

起動速度はかなり速いので、電卓代わりにも使用できるかも

 起動した時、デフォルトでアドレスバーにフォーカスが合っていることも覚えておいていいだろう。起動してすぐに「100+1」などと入力することで、計算結果もすぐにコピペできるのだ。なお、検索結果を新しいタブで表示したい時は、[Alt]キーを押しながら[Enter]を押そう。

「Chromium」って知ってる?

http://code.google.com/chromiumにアクセスしよう

 現在、Google ChromeはWindow版のみ提供しているが、LinuxユーザーなどでGoogle Chromeが使いたい方もいるはず。そんな時は、Google Chromeの元になったオープンソースのWebブラウザ「Chromium」がオススメだ。まだ開発途上だが、LinuxやIRIX、AIXなどで利用できる。

11の「about:〜」

 このほか、各所で話題になっている「about:〜」を紹介しよう。これはGoogle Chromeのアドレスバーに「about:〜」と入力すると、何らかのコンテンツを表示するというもの。Internet Explorerでは「about:blank」(空白ページ)、「about:home」(ホームページ)、Firefoxでも「about:」(Firefoxの情報)、「about:config」(カスタマイズメニュー)などのほか、「about:mozilla」が有名だ。

 Google Chromeでも以下のような「about:〜」を確認した。このほかにも何かあれば連絡してほしい。

about:〜 表示内容
about:crash エラーページ
about:hang ページが応答していない旨のダイアログ
about:memory 起動中のブラウザによるメモリ使用量
about:stats Google Chromeによる処理時間の一覧表示
about:network 表示しているWebページの状態
about:version Google Chromeのバージョン(「about:」だけでもOK)
about:histograms Google Chromeによる処理時間をヒストグラム表示
about:internets 3Dパイプでインターネットを表現(※スクリーンセーバーのファイル「sspipes.scr」がCドライブ「Windows」フォルダの「System32」フォルダ内に存在する必要あり)
about:dns DNSの各種統計情報
about:cache キャッシュしたWebページのURL一覧
about:plugins インストール済みのプラグインを表示

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