太くて邪魔になりがちな電源ケーブルを、電源タップごと隠してしまえるのが「The CableBox」だ。
テレビやデッキ、オーディオ機器やパソコン類など、室内の電化製品が増えるに従って、電源ケーブルはどんどん増殖してくる。電源ケーブルの多くは、電化機器の本体に直結している場合が多く、モジュラケーブルやLANケーブルのように部屋の広さにあわせて長さ違いのものに交換することが難しい。また、他のケーブルに比べて太いことから、束ねようとしても困難な場合が多く、床の上を這っているだけで乱雑に見えてしまうという欠点がある。
こうした電源ケーブルを、電源タップごとまとめて収納してしまおうというコンセプトの製品が、今回紹介する「The CableBox」だ。配線の関係上余ったケーブルを、6〜8個口の大型電源タップごと中に入れてしまうことにより、配線を見えなくし、壁際をスッキリさせてくれるという製品だ。
サイズは408×135×156ミリ(幅×奥行き×高さ)とかなり大きく、一見すると文庫本ケースか何かかと見紛うばかり。もう少し平坦な形状でもよいと思うが、電源タップに大きなACアダプタなどを取り付けても、ふたが閉じられないといったことも避けられ、安心してケーブル類を収納できる。現実的には、壁に沿って設置したり、AVラックやPCデスクの隣に置くことになるだろう。

(左)ふたを外したところ。1列タイプの電源タップはもちろん、2列タイプにも十分対応できるだけの幅がある。(右)実際に電源タップを設置しているところ。電源タップ込みだとかなりの重量があることと、底部のゴム足の効果もあり、引っ張っても簡単には動かない狭い空間に多量のケーブルを電源タップごと収納することになるため、詰め込みすぎにはくれぐれも注意する必要があるが、部屋をすっきりさせるだけでなく、ホコリによるトラッキング火災も防止できそうだ。部屋の片隅にスパゲティ状になったケーブルのかたまりがある人に、ぜひ使ってみてほしい製品である。
| 製品名 | 実売価格 | 発売元 |
|---|---|---|
| The CableBox | 3980円 | トリニティ |
電源ケーブル、隠して整頓 テーブルタップごとしまえる「The CableBox」
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