マイクロソフトのクラウドサービスの1つである「SkyDrive」が無料で25Gバイトまで利用できるようになった。どんなことができるのか解説する。(ライフハッカー[日本版])
「Windows Live」は、ネットサーフィンやマイクロソフトのクラウドアプリの待ち受けページとなるものですが、現地時間の12月3日にデザインを一新してアップグレードされました。それ自体は大きなアップグレードでもないと、米lifehackerのケビンは感じているのですが、期待通り「SkyDrive」がフリーストレージスペースを25Gバイトにまで増やしてくれたのには満足しました。「Digital Inspiration」ブログによると、「SkyDrive」は「マイクロソフトの野望」とも言えるものなので、今後なくなったり縮小したりはしないことが予想されるのだそうです。「SkyDrive」はアップロードとダウンロードの能力はまだまだですが、アカウントを持っていれば、いろいろ便利なことができそうですよ。どんなことができるか、今から説明しますね。
マイクロソフトのサービスを使ったことのある人ならわかると思いますが、マイクロソフトのフィーチャーは、アプリやネットワークへのリンクがついていて、たくさんの人にサインさせようという仕組みになっていますよね。でも、「SkyDrive」は違います。共有したい人のメールアドレスを入力して、シェアするというボックスにチェックを入れるだけでいいのです。サインインはいりません。
自分や友人の写真にタグをつけて「Facebook」風にしたり、自分のフォルダ、もしくはシェアしたフォルダの写真から、背景が黒のエレガントなスライドショーを作ったり、写真のプリントをオーダーしたり... こういうことがどんなブラウザでも可能です(「Silverlight」をインストールしておくことをお勧めします)。「SkyDrive」のサムネイルは大きくて見やすくなっています。
とってもシンプルなことですが、よくあるファイルシェアリング・ストレージサービスでは見られないフィチャーです。選択した写真は、「Live Photo Gallery」に保存しておくこともできます。
「Windows Live」はあなたのコンタクトに入っている「仲間」が「Windows Live」や「Facebook」、「Linkedin」で何をしているかをあなたにアップデートしてくれます。「SkyDrive」も同じです。メインページでは、あなたの「仲間」がファイルを開いたか、または共有したかが表示されています。コンタクトをグループ別、カテゴリ別に整理することができるので、たとえば「プロジェクトチーム」のメンバー全員にあなたの最新のレポートを見せる、というようなことが、ワンクリックでできてしまいます。
米lifehackerでは以前に詳しく扱っているのですが、「Gladinet」のフリークラウドデスクトップベータ版を使えば、「SkyDrive」や「Picasa」「Google Docs」「Amazon S3」をデスクトップに組み込んで、ネットワークフォルダのような扱いでアクセスできるようになります。25Gバイトのクラウドスペースをドラッグ&ドロップしてどこでも使えるのは便利ですね。
「SkyDrive」と同等のサービスを提供しているところを比べると、1ファイルあたり50MBまで、というのは特に驚くべき数字ではありません。急成長するオンラインネットワークのハブとしての存在を示そうとするのであれば、なおさらです。それでも、写真、ドキュメント、MP3で使う程度であれば、これは十分だと言えるでしょう。
「SkyDrive」でファイルの保存と共有をするには「Windows Live」にサインアップする必要があります。容量が大きくなった「SkyDrive」についてどう思いますか? コメント欄で教えてください。
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