ScanSnap新モデルに不具合 SharePoint Server連携機能が使用不可に

PFUは、ドキュメントスキャナ「ScanSnap S1500」「fiシリーズ」において、「Microsoft Office SharePoint Server」(MOSS)との連携機能が利用できないことがある不具合を発表した。現在アップデートプログラムを準備中だという。

» 2009年02月12日 12時29分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 PFUは、ドキュメントスキャナ「ScanSnap S1500」「fiシリーズ」において、「Microsoft Office SharePoint Server」(MOSS)との連携機能が利用できないことがある不具合を発表した。不具合の対象となるのはMOSS連携機能を搭載した機種のみで、「ScanSnap S510」など従来機種は含まない。

 利用できなくなるのは、MOSS連携ソフト「Scan to Microsoft SharePoint」。これは「ScanSnap S1500」に添付されており、「fiシリーズ」の添付ソフト「ScandAll PRO」(V1.6以降)にも含まれている。不具合が発生するのは、Windows XP/VistaなどのOS環境で1月27日以降にWindows Updateを実行し、「Microsoft .NET Framework 3.5 ServicePack1」「.NET Framework 3.5 ファミリ更新プログラム」が適用された場合。

製品名 不具合が発生する環境
ScanSnap S1500 Windows XP/Vista
fiシリーズ Windows XP/Vista、Server 2003 R2/2008

 これらの環境では、OS起動時に、対象製品に搭載された「Scan to Microsoft SharePoint」にて「問題が発生したため、Scan to Microsoft SharePointを終了します」というエラーメッセージが表示され、MOSS連携機能が利用できなくなる。

Windows XPで表示されるエラーメッセージ

Windows Vistaで表示されるエラーメッセージ

 PFUは、「現在アップデートプログラムを準備中。アップデートプログラム提供までの間は、エラーメッセージ表示の回避方法として、Scan to Microsoft SharePointがインストールされていない状態での使用をお願いしたい」としている。

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