入社半年、新人は今どんな気持ちなの?――新入社員のフォローを頼まれたら研修に行ってこい!(1/2 ページ)

新入社員の入社から半年が過ぎた今、フォローアップ研修を開催する企業が増えてきます。社内講師を頼まれる人も多いのでは? 今回は、フォローアップ研修で講師を頼まれたとき、知っておくべきことをお伝えしましょう。

» 2009年10月07日 18時00分 公開
[原田由美子,Business Media 誠]

 新入社員が入社し、半年が過ぎる10月以降、フォローアップ研修を開催する企業が多くなります。フォローアップ研修で講師を頼まれる人も少なくないのではないでしょうか? 今回は、そのような機会にどのような話をすればよいかをご紹介します。

あなたはどんな気持ちでしたか?

 昨年社会人になったばかりの人であれば、新入社員が今どのような気持ちでいるかおおよその想像がつくでしょう。しかし、社会人経験が長くなると、「新入社員の気持ちが分からない」「自分とのギャップを感じる」といった声が聞こえてきます。あなたはいかがでしょうか?

 今の新入社員のみなさんが、どのようなことにやりがいを感じたり、何に悩んでいるのかをつかむために、フォローアップ研修では、入社時から研修実施のタイミングまでの気持ちの変化を「モチベーションバイオリズム」として表現してもらうことがあります。

 このバイオリズムを1人1人見ていくと、ずっと高いモチベーションを維持している人、途中から低くなったまま浮上できない人などがいます。しかし、6〜7割は大体次のようなバイオリズムになります。

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 あなたが新入社員だった時代と比べていかがでしょうか? 「あー、そんなだったかもしれない」と、何となく気持ちを思い出しませんか?

フォローアップ研修の目的

 さて、バイオリズムをイメージした上で、新入社員をフォローアップする目的を整理してみます。

フォローアップ研修の目的 内容
学んだことの定着と新しい目標設定 入社時〜フォローアップ研修までに学んだことの振り返りと今後の目標づくり
モチベーションの向上 悩むタイミングであることを踏まえ、問題解決の方法を学んでもらう
悩みを出してもらい、受け止め、励ます
新しい知識・技術の提供 専門知識や技術、思考力やコミュニケーション力など、業務上必要な新しい知識・技術を提供する

 3つすべてを網羅する、テーマを絞るなど、研修に取り入れる内容は企業ごとに異なります。テーマを決める際には、仕事の特性や、OJTの状況、職場からのリクエスト、新入社員の様子などを加味して検討し、実施します。

 あなたの会社で研修を実施する時は、プログラムやスケジュールなどを準備していると思いますので、事前に確認しておくと目的がつかめるでしょう。

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