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» 2010年10月08日 09時30分 公開

「職場がツライ」を変える会話のチカラ:「本当のプラス思考」を身につけよう (2/3)

[竹内義晴,Business Media 誠]

誰でも「本当のプラス思考」になれる方法

 では、誰でも「本当のプラス思考」になれる方法についてお話しします。

 わたしは、思考とは満杯に入った浴槽から溢れ出てくる液体のようなものだと考えています。いつもポジティブに考える習慣がある人は、湯船に温かいお湯が入っていて、ネガティブに考える習慣がある人は、湯船に冷たい水が入っているとイメージしてください。

 ネガティブに考える習慣がある人の湯船は、今は水で満杯です。なので、そこにお湯(ポジティブな考え)を入れようが、水(ネガティブな考え)を入れようが、溢れてくるのは水です。けれども、水を入れるのをやめてずっとお湯だけを入れ続けたら、どうなるでしょうか。湯船から溢れだすのは最初は水かもしれませんが、次第にぬるま湯になり、最後にはお湯になります。

 こうして、一度お湯になってしまえばこっちのものです。そのあとで多少の水を入れてしまっても、溢れてくるのはお湯です。

 もうお分かりですね。つまり、いつもポジティブでいるためには、普段見聞きする情報をポジティブな情報へと意識的に変えていけばいいのです。幸いなことに、今日のわたしたちは、自分の意思で情報を選択することができます。逆に、無防備にネガティブ情報に触れていれば、いつまでたってもポジティブにはなれません。ですのでわたしは情報収集においては、自分の湯船にお湯を入れることをかなり意識しています。

 例えば、自分に嫌なことがあったときは、それが役立つ肯定的な側面を考えるようにしています。雨は、多くの方にとって気持ちが沈むものの1つだと思いますが、「よし、雨でもプラス思考で、ポジティブな気持ちで頑張ろう!」と無理に思い込むのは難しいので、その代わりに「雨が役立つ場面は何だろう?」「雨のおがげで得られるメリットがあるとしたら、それは一体何だろう?」などのように、雨が役立つ肯定的な側面を考えるのです。このように、嫌なことを受け入れたうえで、それを有効に役立てる方法はないかと探すのです(これを心理学用語では「リフレーミング」といいます)。どんなときでも「水」を「お湯」に換えてから、湯船に入れているわけですね。

 また、情報収集にも気を配っています。情報収集先は基本的に本やインターネットなどの文字媒体で、あまりテレビは見ません。ネガティブな情報でも、文字情報にはあおりの音楽や映像がないので、さほど嫌な気分になりません。そして事実のみを情報収集するようにして、批判的なコメンテーターのコメントにはできるだけ触れないようにしています。

 逆に、気持ちがよくなる映像や音声は、音楽ケータイに入れて持ち歩いて、いつでも触れられるようにしています。また類は友を呼ぶといいますが、発言が前向きで考え方が明るい人と触れ合うようにしています。

 このように情報を選択することで、わたしは「本当のプラス思考」ができるようになりました。きっと「考え方のクセ」が変わったのでしょうね。

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