60歳以上の成功者をインタビューしてきて、その多くの人たちが「人生の基盤づくりのもっとも大切な10年が、30代だった」と語ることに気づきました。
20代でいろいろな体験をしたうえで、パートナー、仕事、住居と、人生でもっとも大切な3つを選ぶのが30代です。
パートナーや仕事を何度もチェンジしていては、そのたびにまた最初からやり直しになります。それではいつまでたっても、人生は積み上がっていきません。
30代にどんなパートナー、ライフワークを選び、どんな人とつき合うかが、残りの人生の幸せ度、豊かさ度を決めるといってもいいでしょう。
40歳までに独立しない人、結婚しない人は、その後の人生で独立したり、結婚したりすることは、なかなかないでしょう。40歳までに子どもを持たない人は、それ以降に子どもを持つ可能性は低いものです。
40歳までに親友を持てない人は、たぶん一生親友を持つことはないでしょう。40歳までにお金に恵まれない人は、一生そのままの確率が大です。
自分の人生を変えられるのは30代まで――そう考えておくことです。
もちろん、40代になって人生が変わる人もいます。人生を変えるフットワークが軽い人は、60歳を越えても変わっていきます。
でも、それまで何も考えてこなかった人が、いきなり変わろうと思っても難しいものがあります。
人生の90%は30代で決まります。30代で感じたこと、決めたこと、行動したことが、残りの人生をつくります。
だからこそ、変わるなら30代のうちだと私はいいたいのです。
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