連載
» 2013年09月18日 10時50分 公開

「捨てる」は捨てないものを決めた瞬間に、脳が自動で選別するアタマの片付け(2/3 ページ)

[永田豊志,Business Media 誠]

テーマやキーワードの再点検

 さて、それではキーワードやテーマはどのように設定すればいいでしょうか? 基本はあなたの人生の目標、いいや、価値観にかかわるものです。

 あなたには長期の目標、中期の目標、短期の目標があると思います。1年以内の短期の目標は明確でしょう。目の前のプロジェクトを成功させる、業績目標を達成する、試験に合格する……いろいろあるでしょう。

 3〜5年という中期のスパンではどうでしょう? 開業資金を貯めて起業する、結婚する、留学する、目標としている仕事に就く、本を執筆する……など。時間のかかるものが多いくなるでしょう。それでは、長期はどうでしょう? 10年以上もの先の目標。あなたは明確でしょうか?

 多くの人は夢や長期の目標というのが明確ではありません。私はそれはそれでまったく問題ないと思います。これだけ変化の激しい時代に10年後の明確な姿をイメージできる人は少ないはずです。それよりも、重要なのは「価値観」です。

 私たちの人生はつまるところ、自分の考える価値ある世界を実現していくプロセスであると思います。自分の価値観とは、例えば「世の中に何かしら爪あとを残したい」「自分が苦労したことを後世に伝えて役に立たせてほしい」といったようなことです。

 公共の利や高尚なことでなくても構いません。「自分にかかわるすべての人に幸せになってもらいたい」「家族を幸せにしたい」そういうプライベートな価値観でOKです。ポイントは自分が大事に考える柱をはっきりさせることです。

 ポイントはこうした自分の持つ普遍的な価値観と中期、短期の目標はリンクしているのかどうかをチェックすることです。リンクしているかどうかを定期的に再点検し、リンクしていないようであれば、短期の目標や眼の前のやるべきタスクを見直す必要があるかもしれません。それらはあなたの価値観とは別の軸ですから。

価値観とはあなたの情報フィルターの中でも最も重要な存在。タスク管理1つとっても、自分の価値観とどこかでつながっていないとそれは自分のリソースを投資する対象としては意味がないのです(『結果を出して定時に帰る時短仕事術』ソフトバンクパブリッシング刊より)

 私の場合、そうしたキーワードをつなげていって、価値観、中期目標、短期目標がつながっており、短期は中期のため、中期は長期や普遍的な価値観のためのマイルストーンになっているかどうかを確認するようにしています。こうした再点検を、1月に一度など定期的に行うようにしています。それはタスク管理とは別のものです。

 定期的に自分の価値観や短中期の目標を確認しましょう。ゴミ捨ても捨てる日が決まっているから、不要なものを集めることに意識が向くわけです。頭のゴミ捨ても、自分で捨てる機会を作ることが大事です。そして、自分の求めるべき目の前のテーマは何か、キーワードは何かを強く、強く意識することにしましょう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ