インタビュー
» 2014年02月14日 10時00分 公開

ベンチャー企業オフィス100選【ギークス編】:クリエイティビティにあふれ、働き方を選択できるオフィス

フリーランスらも自由に使えるスペース「21cafe」を設置しているギークスのオフィスは、まるでオフィスの一部とは思えないような空間だ。

[オフィス通信]

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本記事は「オフィス通信」で掲載した記事を一部抜粋・編集して掲載しています。


 「未来を担うCoolなITエンジニアを生み出す!」をテーマに、フリーランスネットワーク事業とソーシャルゲーム事業を展開するギークス。2013年1月に、渋谷区道玄坂の「渋谷ヒューマックスビル」3階にオフィスを移転した。同年8月にはフリーランスで活躍するエンジニアやクリエイターのためのイベントラウンジ「21cafe」がオープン。10月1日から現社名に変更し、自らも「CoolなGeek集団となり革新的なインターネットサービスの創出に挑戦していく」という同社 CEO曽根原稔人氏は、オフィス作りについて次のように語っている。

 「以前のオフィスもやはり渋谷にありましたが、業績に伴う人員増員で手狭になり、移転することにしました。移転先の選定に当たっては、何よりも“渋谷”という立地にこだわり、必要な面積を1フロアで確保できることを条件に探しました。渋谷は空き物件が少ないので探すのに苦労しましたが、何とかここを見つけることができました」

必要条件を満たした上でサプライズを仕掛けた移転

 渋谷は“ビットバレー”といわれた2000年前後からIT業界の聖地であり、現在も多くのIT企業が集積している。若者の街としては、同じ繁華街ではあっても新宿や銀座、六本木などとは明らかに違う層の集うエリアであり、このことは人材採用の面でも大きなメリットがあると曽根原氏は言う。移転の実施に当たり、曽根原氏は社員たちに対して、ある「サプライズ」を仕掛けた。

 「移転は年末年始にかけて行われたのですが、新オフィスがどんな内装になるか、私と、総務の一部の人間だけが知っていて、一般社員は誰も知らなかったんです。年末に『年明けからはここに出勤して』と言って場所だけ伝えておきましたが、初出勤日には皆、ずいぶん驚いていたようでした(笑)」(曽根原氏)


有名ブロガーなどの口コミで認知度が高まりつつある「21cafe」(左)、「21cafe」のカウンターにはアンティークでお洒落な小物を陳列(右)


執務エリア内で使い勝手の良さから社員に人気の高いファミレス席(左)、畳と掘り炬燵で落ち着いて打ち合わせできるミーティングスペース(右)

フリーランスの集うカフェでネットワークが拡がる

フラットなロングデスクで、フリーアドレスを採用した執務エリア

 曽根原氏の仕掛けたサプライズは、同社を初めて訪問した来客にも同様の効果を発揮している。エレベーターを降りると、正面のガラス張りの向こうはお洒落なカフェスペースが広がる。天井のない開放的な空間、レンガタイル貼りの壁、点在する丸テーブル、壁際のアンティーク小物など、ガラス扉の「geechs」のロゴがなければ、オフィスの一部とは思えないような空間だ。

 「フリーランスのエンジニアやクリエイターの方とのお付き合いの中で、『仕事の打ち合わせや、何人かが集まって勉強会などを開くときに、適当な場所がない』という話をよく聞かされていました。そこで、無料で利用できる『21cafe』を開設したのです」(曽根原氏)

 21cafeの利用は完全予約制で、エンジニア同士の勉強会や、ハッカソン、交流会など幅広く問い合わせがあるという。趣旨にそぐわない集まりや有料のイベントなどはお断りしているが、IT業界で働くエンジニアやクリエイターであれば、誰でも無料で使用できる。有名ブロガーなどの参加も多く、仕事上のネットワークも拡がり、ブランディング効果も期待できる。

 「当社の社員も、集中したいときや打ち合わせなどでこちらの21cafeを利用しています。執務エリアの方でもフリーアドレスを採用し、オフィス自体にクリエイティビティを持たせ、個々人のパフォーマンスを最大化する働き方を選択できるように環境を整えています」(曽根原氏)

※本記事は、オフィス通信で掲載された記事を一部修正し、転載したものです。(執筆:浦上史樹)

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