かけると疲れや眠気が見える――センサー付きスマホ連動メガネ「JINS MEME」登場：次のJINSは「自分を見る」 （2/2 ページ）

[宮田健，Business Media 誠]

JINS MEMEと連携するスマホアプリも開発可能

　JINS MEMEが取得したデータは、スマートフォンアプリと連携することにより可視化できる。この情報を基にしたスマートフォンアプリも作成可能で、すでに開発者向けのWebサイトも公開されている。特に自動車のドライブ分野においては、現在デンソーおよび慶應義塾大学メディアデザイン研究科との産学共同体制をとり、次世代の運転サポート技術に関する研究を進めている。

　JINS MEMEの発売は2015年春ごろを予定しており、現時点では価格は未定だが「JINSが作る商品であり、手が届かないということはない」（田中氏）とした。

左から慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授 稲見昌彦氏、ジェイアイエヌ 代表取締役 社長 田中仁氏、東北大学加齢医学研究所 所長 川島隆太氏

JINS MEMEとスマートフォンアプリ。外から見ただけでは普通のアイウェアと区別が付かない

実際にJINS MEMEを体験。最初に1分ほど調整を行うことで、まばたきをしっかり検知できていた

ウェリントンタイプのデザインコンセプト。メガネの耳にかける部分の後ろについているバンドは、増設メモリ＆バッテリー。JINS MEME本体の連続使用時間は8時間だが、これを付けることで長時間使えるようになるという

サングラスタイプのデザインコンセプト

ハーフリムタイプのデザインコンセプト

発表会会場

基本仕様

重量とサイズ	重量：約36g（ウエリントンモデル、ダミーレンズの場合）
バッテリー/使用時間	バッテリー：リチャージブルリチウムイオンバッテリー内蔵 連続使用時間：8時間（グラスバンドを付けた場合は16時間）
センサー	3点式眼電位センサー（特許出願中） 3軸加速度センサー 3軸ジャイロセンサー
対応OS	Mac、Windows、iOS、Androidに対応予定
対応言語	日本語、英語
通信	Bluetooth 4.0 smart
ディスプレイ	なし
ボタンとコネクタ	マイクロUSB充電端子 パワーボタン ライト