機能は1つ、カラーは6つ――ポメラに新色、ワニ革調ケースも:仕事耕具
キングジムのデジタルメモツール「ポメラ」にレッド/ブルー/シルバーの新色が登場。各色2000台を限定販売する。
キングジムは5月12日、デジタルメモツール「ポメラ」の新色を発表した。発売は5月15日で、価格は2万7300円。関連アクセサリーも同日から順次発売する。
ポメラは、折りたたみ式キーボードと4インチのモノクロVGA液晶を搭載したデジタルメモツールとして、2008年11月に登場した。入力できるデータはテキスト(TXT形式)のみで、日本語入力システムには組み込み向けのATOK 2007を採用。通信機能などは備えておらず、「メモを取る」ことのみに特化したツールとして設計されている。
今回新たに発表したのは、パッションレッド/ターコイズブルー/レーシングシルバーの3色で、各色2000台限定の「Limited Color」として販売する。すでに販売しているパールホワイト/トワイライトオレンジ/プレミアムブラックと合わせて、全6色展開となる。
専用アクセサリーも同時発売する。単四電池2本を最大3セット収納できる専用ソフトケース(2940円)と、内部に衝撃吸収素材を採用したセミハードケース(3990円)のほか、液晶保護フィルムとクリーニングクロスをセットにした専用保護キット(1575円)も用意する。
次機種は「小型化、高機能、ファッショナブル、低価格化」
キングジムでポメラの開発を担当した立石幸士氏は、ポメラの次機種について「小型化、高機能、ファッショナブル、低価格化。そういった方向の進化を考えている。1機種でこれらの要望に応えるのではなく、将来的にはラインアップを増やしたい」とコメント。
ただし、「できそうな機能をなんでも詰め込んで多機能化、という方向は考えていない」。5月21日から放送されるテレビCMでは、冒頭でこんなセリフが流れる。「メールにインターネット、ゲームに音楽、ビデオ編集。これすべて、できません。私にできるのは1つだけ。文字を打つこと、それだけ」
発売から半年で累計販売台数は3万台を突破した。当初の販売目標は「発売から1年間で3万台」だったが、これを変更し「1年間で10万台目標に上方修正した」(立石氏)。発売当初の3カ月ほどは生産が追い付かず、店頭で手に入りにくい状態だったことを考慮しての数字だという。
「これまでは30〜50代の男性を中心に、会議中の議事録取りやアイデアメモに使われることが多かった。今後は女性や20代のビジネスパーソンなどに向けても訴求していきたい」(立石氏)
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