富士ゼロックス、SkyDeskに顧客管理の有料プランを追加
グループウェア「SkyDeskサービス」に新たなCRM(顧客管理)機能の有料プランが追加された。無料プランで制限していた利用人数と顧客の管理件数を無制限で利用できる。
富士ゼロックスは5月23日、Webブラウザ上で利用できる無料グループウェア「SkyDesk(スカイデスク)サービス」に、CRM(顧客管理)の件数を無制限とする有料プランを追加した。
SkyDeskは(1)コラボレーション機能(2)名刺管理機能(3)CRM(顧客管理)機能を備えるグループウェア。Internet Explorer 8以降、Firefox 10以降のブラウザで利用できる。
2012年2月に初の有料プランとして、登録メンバーの数を3人制限から最大300人まで登録できるようにした。今回は、機能(3)CRM機能の強化に当たる。
メニューは「SkyDesk CRMプロフェショナル」と「SkyDesk CRMエンタープライズ」の2点から選択する。
利用人数、顧客管理数を無制限に
SkyDesk CRMプロフェショナルは、無料プランで3人に制限していた利用人数を無制限に拡大。また、データ管理できるレコード数も従来の10万件から無制限とした。ユーザー別にデータを作成、編集、削除するなど、自社の組織体制や運用ルールに合わせて柔軟に権限設定が可能となる。
その他、CRMに登録している顧客に対して一括メールを送信できる機能や、ワークフロー/エスカレーション(問題発生時の対処)ルールを設定できる機能を追加している。この機能により、ある一定規模以上の商談が決まった場合には上長へメール通知する、商談のステージが見積もりの提示になったら、担当者に3日以内に見積書を作成するタスクを自動的に割り当てる、といった処理を設定することもできる。
在庫管理の要素も強化しており、価格表や仕入れ先リストを登録して、CRM上で在庫管理から発注書作成、見積書作成、請求処理まで一貫して管理できるようになった。各種フォームのテンプレートを自社の書式に合わせてカスタマイズする機能も備える。
CRMのストレージ容量を500Mバイト追加
SkyDesk CRMエンタープライズは、SkyDesk CRMプロフェショナルに500Mバイトのストレージ容量を追加したメニューとなる。登録した顧客データの重複をチェックしたり、問い合わせメールに対してあらかじめ設定した返信メールを自動送信したりする支援機能も付いている。
料金は6カ月単位でカウントし、SkyDesk CRMエンタープライズは1ユーザー当たり1万2600円。SkyDesk CRMエンタープライズが同3万円。
加えて今回は、オプションメニューとしてSkyDeskのメール機能「SkyDesk Mail」で受信したメールをCRMへ取り込める「SkyDesk CRM Mailオプション」と、CRMの容量を追加できる「SkyDesk CRM 追加容量」も用意している。料金は6カ月単位でカウントし、SkyDesk CRM Mailオプションは有料プランのユーザーの場合で1人当たり3000円。無料プランのユーザーは同5000円。SkyDesk CRM 追加容量は有料/無料プランのユーザーともに1Gバイト当たり4000円。
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