自動集計が可能なセミナー参加者向けアンケートを作成するには:ビジネスの悩みを解決するPDFドリル【番外編】
自動集計が可能なオンラインフォームを簡単に作成できるサービス「FORMSCENTRAL」を使うと、アンケートなどのフォームをテンプレートから簡単に作成できる。
自社で開催したセミナーやワークショップで、終了後に参加者にアンケートを記入してもらう機会はよくある。しかし紙でアンケート用紙を配布すると、回収するだけで大変なのはもちろん、参加者数が多いとそのあとの集計も一苦労だ。
こうした場合、アドビが提供している「Adobe FormsCentral」を使ってみるとよい。これはオンラインでの集計が可能なフォームを簡単に作成できるサービスで、あらかじめ豊富なテンプレートが用意されている。作成の手間が掛からずに済むのはもちろんのこと、集計まで自動で行えるのは大きな利点と言ってよいだろう。
「Adobe FormsCentral」を利用するには、 https://www.acrobat.com/formscentral/ja_JP/home.html 」に直接アクセスし、Adobe IDでサインインする。そして「新しいフォームを作成」を選択するとさまざまなテンプレートが用意されている。今回は[セミナーの評価]を利用する
今回の例のようにセミナーやワークショップの参加者向けにアンケートを行うのであれば、テンプレートの中から「セミナーの評価」を選べばよい。質問項目は自由にカスタマイズが可能なので、自社のセミナーやワークショップの内容に合わせて書き換えることができる。

テンプレートをクリックすると編集画面が表示される。クリックしつつ、必要な箇所を書き換えていく(画像左)、日本語も利用できるが、一部のIMEではうまく日本語入力できない場合があるようだ。必要に応じて別のIMEを使うか、メモ帳など別のソフトで書いてから貼り付けるとよいだろう作成を終えるとURLが発行される。PC教室などのように端末が1人1台環境で用意されている場合は、その場でURLを開いて参加者に記入してもらってもよいし、そうした環境が整っていなければ、イベント終了後に参加者にメールなどで記入を依頼するという方法もある。

完成したら配布を行う。画面の左下の[共有]をクリックし[フォームを配布]を選択するとクリップボードにURLがコピーされるので、メールなどで相手に知らせるとよい。画面上段の[配布]タブからもURLが発行できる(画像左)、受け取ったURLをクリックするとブラウザ上でフォームが表示される(画像右)回答内容は「Adobe FormsCentral」で自動的に集計される。結果は画面上で表示できるほか、ExcelやPDF形式で書き出しが可能だ。なお無料版では最大50件までとなっているが、有料版(Adobe FormsCentral Plus)を契約すると最大5000件まで保存できる。大規模なセミナーや講演などでも十分に使える。今回紹介した以外の用途のテンプレートも豊富に揃っているので、まだ使ったことがないという人は一度試してみてはいかがだろう。

記入し終えたら「FORMSCENTRAL」に送信する(画像左)、フォームの返答は「FORMSCENTRAL」で自動的に集計されて画面上で表示できるほか、ExcelやPDFでダウンロードが可能だ。オンライン上での集計にも対応するので、返答を受け取りつつリアルタイムで集計を見ることができる(画像右)連載「ビジネスの悩みを解決するPDFドリル」とは
ビジネスの各シーンで利用するPDFファイル。このドリルを練習して、PDFを上手に活用できれば業務効率が向上し、コストの削減ができるはず! さらに、ビジネスのいろいろな問題も解決できるかもしれませんよ。
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