「1日が48時間あれば……」をかなえる時計アプリ「flexible Clock」:3分LifeHacking
「flexible Clock」は、時間を少しずつ早めていくことで仮想的に時間の余りを作り出せるiOSアプリ。日付が変わるタイミングで残り何時間かのボーナスがもらえるので、これまでになかった余暇の活用が可能になる。
「1日の時間がもっと長ければいいのに」「48時間くらいあればいいのに」などと思った経験は、恐らく誰にでもあることだろう。そんな願いをある方法で実現してくれるのが、今回紹介するiOSアプリ「flexible Clock」だ。
このアプリの特徴は、1日を24時間から48時間まで好きな時間で調整できること。もちろん時間そのものが増えるわけではない。1分当たりの秒数を30〜60秒の範囲で可変させ、実際の時間よりも少しずつ早めていくことで仮想的に時間の余りを作り出すというのがその仕組みだ。
例えば1日を48時間に設定すれば、0時の段階では「00:00」で実際の時間と同じだが、4時10分の段階では「08:20」、午後2時半の段階では「29:00」となり、最終的には「47:59」までカウントされるというわけだ。
これはやや極端な例で、さすがに1時間が2倍のスピードで進むと違和感が強いが、そこは使いよう。例えば1日を2時間増やして26時間に設定したくらいでは、24時間制と感覚的にほとんど変わらず、それでいて1日の終わりに2時間の余裕ができる。日付が変わろうとするタイミングで残り約2時間ものロスタイムが存在していると、とてつもないプレゼントをもらったかのように感じるのが面白い。もともとあった自分の時間を少しずつ間引いてできた時間であるにもかかわらず、だ。
他人と時間を合わせて作業をしている場合や、店の営業時間やテレビの放送時間といった固有のスケジュールに従って行動している場合は使い方にも少々工夫が必要だが、画面をダブルタップすれば数秒だけ実際の時間を表示する機能もあるので、使い方次第で便利に使える。休日に自宅にこもって作業をする際に限定して使ってもよいだろうし、1人で作業をする機会の多い人にとっては活用の幅はじつに広い。未知の可能性を広げてくれるアプリといえそうだ。
アプリ名 | 価格 | 発売元 |
---|---|---|
flexible Clock | 85円 | B-SHIKI Fld. |
関連記事
- 時間を安売りするサラリーマンたち
働くということは、自分の時間を会社に売っているのと同じこと。「自分をいくらで売るのか」の基準は人それぞれだが、その基準を持たないでいると、いつしか自分を安売りしてしまうだろう。 - 時短の達人になるために――73のチェックポイント
「人生の残り時間を意識するようにしている」「生産性向上のために、収入の一定割合を投資している」「もし、明日死ぬとしたら、今日すべきことが何か、明確になっている」――定時に帰るためのチェックポイントをまとめてみました。 - 2割の時間で8割の全体像を見せる――パレート式仕事術
「パレートの法則」は、「社会全体の所得は、上位2割の人がその8割を占める」という経済学者パレートによって提唱された理論。この法則は所得だけでなく、仕事術にも応用できます。それが「パレート式仕事術」です。 - 時間ではなく、価値観を管理せよ
年々忙しくなるのに、給料は減っている――。そんな思いに駆られたことはないでしょうか。業務効率も必死で改善しているのに一向に改善しない。もしかしたら、顧客が求める「本当の価値」を見失っているのかもしれません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.