矢野経済研究所は2月1日、通信事業者およびICカード関連ベンダー、携帯電話端末ベンダーを対象に行った、モバイルFeliCa市場に関する調査結果を発表した。
2004年11月から2005年1月まで、同研究所専門調査研究員が面接取材を行い、非接触ICカード搭載型携帯電話の市場動向と、今後の予測についてまとめている。
KDDIは2005年秋の「モバイルSuica」開始にあわせ、対応端末の準備を進める模様であること、ボーダフォンは全世界で仕様の共通化を進めているため、SDカード型で外付けチップとして搭載を進めていくと考えられることなどを紹介している。
今後有望なアプリケーションとしては、鉄道などの交通系、電子マネー、クレジットなどの決済系、会員証という3つの領域が挙げられており、それと共に、企業や学校での入退室、ログインなどの職業分野や、電子チケット分野が有望であると分析されている。
「モバイルフェリカの可能性と将来展望(ベンダー編)」はA4版227ページの資料として提供される。定価は16万8000円。
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