JR東日本は2月22日から、非接触ICカードのSuica(以下Suica)の利用を促進するため、JR上野駅で「Suicaステーション・うえの」と題したキャンペーンを開始した。Suica対応のコインロッカーや自動販売機が登場したほか、Suicaで触れると携帯電話に情報配信する交通広告ポスターが試行される。
Suica対応の店舗が増え、KIOSKを含む駅構内のほとんどの店舗でSuicaの電子マネー機能が利用できるようになり、駅ビル「アトレ」でもSuicaで買い物できるようになった。新たに登場したのは、Suicaが利用できるコインロッカー、飲み物の自動販売機、食券券売機(そば店やカレーショップに導入)。コインロッカーはキーが不要で、中に入れた荷物を取り出すときも、Suicaでリーダーに触れるだけだ。
「上野駅まるごとSuicaプレゼントキャンペーン」も行われる。上野駅内でSuicaで1日合計500円以上の買い物をするたびに1回、抽選に参加できる。キャンペーンカウンターにSuicaを持って行き、購入履歴を確認してルーレットを回すと、抽選でMP3プレイヤーや新潟米、Suicaペンギンのポストペットなどが当たる。キャンペーンは3月9日まで。
中央改札グランドコンコースには、「Suica ポスタースクエア」が設けられ、Suicaと携帯を利用した駅ポスターの実証実験が行われている。
実験されているポスターのタイプは2種類ある。1つは、リーダーにSuicaをかざすと登録した携帯のメールアドレスに情報が配信されるもの、もう1つは、リーダーにSuica(事前登録不要)をかざしたあと店舗に設置されたリーダーに再度かざすとクーポンなどを得られるもの。
ポスターを提供している企業は、NTTドコモやサントリー、NEC、USENなどさまざま。2種類のリーダーがテストされており、1つはKLabが開発している、FeliCa対応広告システムの「ポスタッチ」だ。
このほか、Suicaに関連する各種情報の紹介パネルも展示される。ポスターの展示は3月21日まで。
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