最近、携帯電話関連の記事や広告で、よく「3G」という言葉を見かける。この「G」とはそもそもどういう意味なのだろうか。
答えは“Generation”のG。つまり3Gとは“3rd Generation”の略で、日本語にすると「第3世代」のことを指す。
「じゃあ、第3世代の携帯電話って何だ?」ということになるわけだが、3G携帯とは、世界中で共通に利用できるように作られた「IMT-2000」という規格に準拠した携帯電話システムを指す。IMT-2000規格を決めているとき、アナログ方式の携帯電話を“第1世代”、次のデジタル方式の携帯電話を“第2世代”として、IMT-2000を第3世代と呼んだことがこの言葉の始まりだ。
日本では、NTTドコモの「FOMA」やボーダフォンの「ボーダフォン3G」、auの「CDMA 1X WIN」といったデジタル方式携帯電話が第3世代に当たる。第2世代は、それ以外のPDC方式(NTTドコモのmovaやツーカーセルラーが使っている日本で開発された方式)などが当てはまる。さらに分けると、日本でW-CDMAと呼ばれている方式(FOMAとボーダフォン3G)および、CDMA2000という方式のもの。FOMAやWINなどは、携帯電話会社が3G方式の携帯電話サービスに付けたブランド名である。
個々の方式についての話は別の機会に譲るが、とりあえず今回は、世界中のさまざまな携帯電話の方式が、現在では大きく2G系と3G系に分けられる、ということを理解してほしい。
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