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2005/04/15 23:59 更新


「カスペルスキー」の携帯アンチウイルスソフト、日本で6月販売

カスペルスキーとアルテックエーディーエスは、セキュリティソフトなどの販売で包括提携した。カスペルスキーの携帯向けアンチウイルスソフトを、アルテックが販売する。

 カスペルスキーラブスジャパンとアルテックエーディーエスは4月15日、セキュリティソフトなどの販売で包括提携したと発表した。カスペルスキーブランドの携帯向けアンチウイルスソフトを、アルテックエーディーエスが国内で販売する。

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握手する両社代表。左から、Kaspersky Labs取締役のベズリー・ベズロドニク氏、アルテックエーディーエス社長の加畑洋氏

 カスペルスキーラブスジャパンは、露Kaspersky Labsの日本法人。Kaspersky Labsはアンチウイルス技術者ユージン・カスペルスキーが設立した企業で、日本のほかに英国のケンブリッジや米国のプレザントンなどにオフィスを構える。「F-Secureなどもカスペルスキー製品を採用している。ロシア・ヨーロッパではシマンテックやトレンドマイクロを抑えて、アンチウイルスソフトのOEMでシェア1位」(同社)

 携帯電話向けの同社製品としては、Windows CEを搭載したいわゆるスマートフォン対応の製品のほか、Symbian OS対応製品も6月にも販売できる見込みという。

 「Symbian OS向けのウイルスは、Kasperskyが世界で初めて発見した」(同社)。既にこうしたウイルス向けの製品はβ版が完成しているという。

 もっとも、製品をどのようなユーザーに、どのような形態で販売するかは今後詳細を詰める段階。アルテックエーディーエス側では「ライセンスの販売も考えられるほか、国内のキャリアなどに採用してもらえるか、模索している」と話す。コンシューマ向けとしては、月額いくらという形式で販売することが考えられるとした。

 今回、アルテックエーディーエスが販売代理店契約を結んだのは、カスペルスキーの携帯向けセキュリティ製品、ウイルス対策機能付きネットワーク機器、オンライン販売ソフト、一般企業向けソリューションなど。売上目標は、2005年度に5億円、2006年度に10億円、2007年度に20億円を見込むという。

同社の強みとは

 カスペルスキーラブスジャパンのアドリアン・ヘンドリック社長は同社製品の強みをいくつか挙げる。

 「ウイルススキャンの速度が速く、ほかの製品と比べて最も時間がかからない。ウイルス検知も、ウイルスやマルウェア、バックドアなどの検知で最も高い性能を示した。プログラムサイズも小さく、(PC向けソフトの場合)21Mバイトで配布ファイルサイズも30〜50Kバイトしかない」

 同社はコードアナライザー機能により、アーカイブファイルは展開せずにスキャンすることができるのだとアピールした。

[杉浦正武,ITmedia]

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