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» 2005年09月26日 10時00分 公開

FeliCaを使った、新しい個人認証システムを展開――アイ・ウェイブ・デザイン(1/3 ページ)

札幌大学で導入された、FeliCaを使った出欠管理システムが注目を集めている。これまで決済が中心だったFeliCaソリューションだが、アイ・ウェイブ・デザインでは、出欠管理を含め「個人認証」をキーにした、新しい展開を図っている。

[ITmedia]
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 「おサイフケータイ」という通称が付いていることもあり、FeliCa端末には“電子マネーでの決済”というイメージが強い。しかしFeliCaを使ったソリューション展開を考えるとき、決済以上に可能性があるのが「個人認証」だ。

 大学での学生の出欠管理など、FeliCaを使った個人認証ソリューションを展開する、アイ・ウェイブ・デザインに話を聞いた。

アイ・ウェイブ・デザイン社長の長橋大蔵氏

FeliCaチップを搭載した学生証で、学生の出欠管理

 札幌大学では、FeliCaチップを搭載した学生証を各教室の入り口に設置したリーダー/ライターにかざすことにより、出欠管理を行っている(7月2日の記事参照)。FeliCaチップのID番号は、あらかじめ学内の基幹システム内にある学生の情報に関連付けてある。学生証をリーダー/ライターにかざすことで、IDを読み込み、LANを通じて学内の基幹システムが持っている授業スケジュール等の情報と照合し、出席を判断する。これにより、何時にどの教室にどの学生が入ったのかが分かる。

 リーダー/ライターはドコモ・システムズ製のものを使用。CPUが搭載されており、FeliCaの読み込みからLAN経由でのデータ送信までの処理がリーダー/ライター単体で行える。オフラインモードもあり、たとえば出欠の情報をコンパクトフラッシュに貯めておき、1日の終わりに一度だけ学内の基幹システムに情報を送るといった使い方もできる。電池駆動もできるので、電源すら取れない、課外授業などでも利用可能だ。

札幌大学で導入しているドコモ・システムズ製リーダー/ライター「WB-1」

 ドコモ・システムズと札幌大学が共同で開発に関わったこのシステムに着目。積極的に推進しようとしているのがアイ・ウェイブ・デザインである。

 FeliCaを使った出欠管理システムが、昨今注目を集めている理由について、長橋氏はこう話す。「学生の代返を防止できるのはもちろんですが、それ以外のメリットも大きいのです。講師にとっては講義中の出欠確認の時間が不要になり、大学の事務局にとっては、従来紙で行っていた出欠データの集計作業を自動化できます」

3キャリア対応で、おサイフケータイへも展開

 現在このシステムを導入しているのは札幌大学だけだが、今後は他校へも展開していく予定だ。すでに関東で2校、関西で4校、中国地方の1校から引き合いが来ているという。

 「弊社は関西に本社があるので、関西以西を中心に展開していく予定です。今後は大学だけではなく、専門学校への導入も考えています。専門学校では、このような先進的なシステムに関して、大学以上にプロモーション効果を見い出していますから」と、長橋氏。「専門学校では、大学ほど学生を管理する必要はないのですが、社会人が参加する学校の場合、いちいち名前を呼んで出欠管理などしないことが多いのです。そのため大学よりも専門学校のほうが、導入例は増えそうです」

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提供:株式会社アイ・ウェイブ・デザイン
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2005年10月25日

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