電気通信事業者協会(TCA)は2月7日、携帯電話/PHSの2006年1月の契約者数を発表した。携帯電話契約数は25万5200増えて、9043万3000となった。
グループ名 | 2006年1月純増数 | 累計 |
---|---|---|
ドコモ | 13万0500 | 5049万6200 |
au(KDDI) | 22万1400 | 2179万1900 |
ツーカー | −11万4300 | 301万0600 |
ボーダフォン | 1万7600 | 1513万4300 |
1月の純増シェアトップはau。22万1400の純増で、大幅な増加が続いている。ただし一方で、ツーカーは11万4300の純減を記録した。ツーカーからauへの移行が相当数あることから、このような数字になっていると見られる。KDDIグループ全体としては、10万7100の増加に止まった。
ドコモは好調をキープしており、1月は13万500の純増となった。KDDIグループの伸びと比較すると、実質的にはドコモが純増トップとなる。なお、昨年末に「LOVE定額」の効果もあって巻き返しつつあったボーダフォンだが、1月は1万7600の純増とやや増加ペースが鈍っている。
グループ名 | 単月シェア | 累計シェア |
---|---|---|
NTTドコモ | 51.1% | 56% |
au(KDDI) | 86.8% | 24% |
ツーカー | −44.8% | 3% |
ボーダフォン | 6.9% | 17% |
ドコモの3Gユーザー数が増えている。1月は月間100万以上増加し、ついに先行していたauの3G携帯電話数を抜いた。3G率も42%を達成するなど、PDCからFOMAへの移行が順調に進んでいる。
auは抜かれはしたものの、3Gへの移行そのものは順調。3G率は約96%と、3キャリアで最も高い。ボーダフォンも、3Gへの移行ペースは12月とほぼ変わらず好調。新たに22万の3G契約が増え、これで3G率は約17%となった。
グループ名 | 2006年1月純増数(3G) | 累計(3G) | 3G率 |
---|---|---|---|
ドコモ | 105万7800 | 2118万6600 | 42% |
au(KDDI) | 26万7200 | 2085万0300 | 96% |
ボーダフォン | 22万2800 | 254万1000 | 17% |
auのカメラ対応端末が、1990万となった。来月にも、2000万を突破すると予想される。またボーダフォンは、ボーダフォンライブ!対応機が先月から1800減少。昨年末にはハイエンド端末が増加してボーダフォンライブ!対応機も増加していたが(2005年12月7日の記事参照)、1月は純減となった。
キャリア | カメラ | ムービー | アプリ | GPS | 着うた | Web |
---|---|---|---|---|---|---|
NTTドコモ | 4040万 | 非公開 | 3450万 | 非公開 | 非公開 | 4574万4200 |
au | 1990万 | 1947万 | 1595万(BREW) | 1672万 | 1945万(うち着うたフル586万) | 1858万9200 |
ボーダフォン | 1295万7400 | 794万5500 | 1089万3500 | 非公開 | 非公開 | 1283万5700 |
ウィルコムの加入者が急速に増えている。1月の純増数はグループ全体で8万200。ドコモの13万増、KDDIグループの10万増と比べても遜色ない数字で、移動体市場で大手携帯キャリアとわたりあっていることが分かる。同社は2005年12月も8万8200の純増を記録しており(1月11日の記事参照)、2カ月連続で8万以上の増加となった。
ほかのPHSキャリアは引き続き不振。PHS事業の終了時期を発表したドコモは(1月31日の記事参照)、2万8500の純減。アステルグループも1600の純減で、少しずつ加入者を減らす状況が続いている。
グループ名 | 2005年1月純増 | 累計 |
---|---|---|
ウィルコム | 8万0200 | 373万1200 |
ドコモ | −2万8500 | 85万3800 |
アステルグループ | −1600 | 3万2700 |
累計 | 5万0100 | 461万7700 |
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