オークションサイト「ビッダーズ」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)と三菱東京UFJ銀行は2月9日、PCや携帯電話向け決済サービスを共同展開することで合意した。両社で合弁会社を設立するほか、同行はDeNAに資本参加し、関係を強める。
インターネットと携帯電話向け決済サービスを行う「ネット決済センター」(仮称)を設立し、9月末までにサービスを開始する計画。資本金や出資比率などは今後詰めるが、三菱UFJフィナンシャル・グループとリテール分野で提携している農林中央金庫も出資を予定するほか、JAバンクなど全国の金融機関にも出資を呼び掛ける。
新会社はビッダーズや、携帯向けオークション「モバオク」などのECサイトに、複数の金融機関や決済手段に対応した収納代行サービスをパッケージ化して提供する。安価な決済手数料や、同行の信頼性をいかしたエスクローサービスなどアピールし、利用サイトを拡大したい考え。収納代行サービスの運用ではUFJニコスと協力する。
三菱東京UFJは3%をめどにDeNAに出資する予定。DeNAはサイト上の金融サービスを強化でき、同行は顧客基盤の拡大を図り、DeNAが抱えるユーザーを取り込む。
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