Philips、UMAテクノロジーによる通話料金の大幅削減を支援

» 2006年02月14日 14時54分 公開
[ITmedia]

 Royal Philips Electronicsは2月8日、米国市場の大手オペレータが、同社の提供するテクノロジーを実装したUMA対応電話機を提供開始することを発表した。

 UMA用の「Nexperiaセルラー・システム・ソリューション6120」を実装した同電話機は、家庭用の固定回線ブロードバンド ネットワークとモバイル環境の両方で利用することができる。

 セルラーネットワークとWi-Fiホットスポット間の切り替えを自動的に行うため、ユーザーによる設定は不要。最も高速でコスト効率の良いネットワークを自動で判断するので、通話料金の大幅な削減が可能になる。

 「Nexperiaセルラー・システム・ソリューション6120」は、現在、世界中の携帯電話機メーカーを通じて提供しており、Philipsは本年末までに、3Gセルラー・システム・ソリューションにUMAテクノロジーを実装する予定だという。

 なお、2月13日から16日まで、スペイン・バルセロナで開催される「3GSM World Congress」(特集ページ)の同社ブースで、WLANからUMAネットワーク コントローラへの切り替えによる、GSM携帯電話機の音声接続のライブデモが行われる。

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