英Symbian、2005年度第4四半期および2005年度の業績を発表

» 2006年02月17日 23時41分 公開
[ITmedia]

 Symbianは2月14日(英時間)、2005年12月31日に終了した2005年第4四半期および2005年度の業績を発表した。

 2005年度第4四半期には、1090万台以上のSymbian OS搭載携帯電話が、世界の小売および250社以上の大手ネットワーク事業者に出荷された。2005年度の総出荷台数は3390万台で、Symbian設立時からの累計台数は5880万台に達した。2005年第4四半期には新たに10機種が発表され、また現在ライセンシー9社が58機種のSymbian OS搭載携帯電話を開発している。

 2005年度には、Symbian OS搭載携帯電話の出荷台数が、4年連続で前年度比100パーセント以上の成長率を記録。初めて損益分岐点に達した。

 日本市場でも同社は成長を続けており、2004年11月にNTTドコモが、FOMA端末にSymbian OSを採用することを公表して以降、富士通、三菱電機、モトローラ、ノキア、シャープが22機種のSymbian OS搭載携帯電話を発売している。

 同社は2006年2月8日、ライセンシーによるSymbian OS搭載携帯電話の開発を促進するため、新たなソフトウェアラインセンスの価格モデルを発表した。これによりライセンシーは低コストの携帯電話市場に参入しやすくなり、その結果、出荷台数の増加が促進されるものと期待されている。

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