ぴあとナノ・メディアは2月24日、携帯電話や雑誌などが連携したクロスメディア型事業で包括的に業務提携することで基本合意したと発表した。両社の共同出資会社を通じ、ワンセグ放送などと連動した情報サービスなどを展開する。
既存雑誌のクロスメディア型事業では、角川書店が「ウォーカー」と「ザテレビジョン」の独立を打ち出している。ワンセグやネットの一層の普及をにらみ、各社の動きがあわただしくなってきた。
ぴあは、ナノ・メディアの子会社に9120万円を出資。共同出資会社「NANOぴあ」(仮称)とし、ぴあのテレビ番組情報誌「TVぴあ」を移管し、テレビ関連情報サービスを展開する。
両社は共同出資会社を通じ、地域向けサービスや地方放送局向けサービスも計画している。ぴあは、ナノ・メディアの親会社である伊藤忠商事ともメディア分野で提携を強化する方針。
ナノ・メディアは伊藤忠商事子会社。携帯電話向け電子番組表の配信などを手掛け、昨年11月に東証マザーズに上場した。
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