Edyは金立SAの下りや広川SAなどで利用できる。利用可能なSA・PAはiDに次ぐ17カ所である。
Edy対応SAで興味深かったのが、リーダー/ライター設置数の多さだ。他のクレジット決済サービスは、SA・PA内でも1〜3カ所の限られた店舗やレジにしか置かれていないが、Edyは販売店やレストランはもちろん、軽食コーナーやSA内のベーカリーなど多くの場所にリーダー/ライターが設置されていた。クレジット決済サービスよりも早期に普及しただけあって、Edyのリーダー/ライターは小型化・簡易化が進んでいるが、それが功を奏しているようだ。レジ内の設置状況もスマートだ。
また、テナント側はEdyの異業種連携に期待している。すでに全日空のANAマイレージクラブと連携した「ドライブでEdyダブルマイルキャンペーン」が始まっているが、
「大型連休になれば(飛行機に乗って訪れる)本州からのお客様も増える。Edyのダブルマイルのようなキャンペーンには期待しています」(風月フーズ事業本部長崎自動車道金立サービスエリア支配人の前沢輝行氏)
QUICPayは古賀SAの上りなど8カ所に設置されている。実験開始初日はブース設置によるキャンペーンなどは行われていなかったが、JCB九州によるパンフレットの配布や、加入申込書の設置などが行われていた。
利用できるのは販売店とレストランで、古賀SAでは3カ所にリーダー/ライターが設置されていた。QUICPayのリーダー/ライターはやや大型で、配線の取り回しに店舗側が慣れていないせいか、レジ内の設置は窮屈な印象を受けた。
今回、4方式のFeliCa決済システムをまとめて見て感じたのであるが、SA・PAの販売店のようにレジ周辺が狭くて煩雑な環境に導入するには、「リーダー/ライターの大きさ」や「配線のしやすさ」はかなり重要だ。EdyやiDはリーダー/ライターが小型で、レジ内でもすっきりと設置されているのに対して、QUICPayやスマートプラスはテナント側の苦労の後が見て取れた。
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