ニブンビジョンは、顔認証ソフトウェアの新バージョン「face Recognition SDK v1.2.3」に、肌認証機能を搭載した。顔認証アルゴリズムと肌のテクスチャパターン比較の組み合わせにより、前バージョンに比べて認証制度が約2倍向上しているという。
顔認証は、目や鼻、口などの特徴点をあらかじめ登録し、認証時の顔の画像データと照合して本人確認を行うもの。これに肌のシワや毛穴、凹凸などの特徴も付加してデータ照合を行うことで、認証精度を向上させた。同社では、顔の特徴点のみでは判定が困難な双子の識別能力も向上したと説明している。
同社の顔認証ソフトは、ドコモのシャープ製端末「SH902i」に採用された実績があり(2005年12月の記事参照)、新バージョンも同等の動作環境で稼働するという。カメラ性能については「理想的な解像度はVGAだが、30万画素のインカメラでも各種の調整を行うことで利用できる」としている。
face Recognition SDK v1.2.3は、7月19日から7月21日まで東京ビッグサイトで開催される「Wireless Japan 2006」に出展される予定。
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