「(電子マネーの)Edyに関しては、導入した我々も、お客様も概ね満足しています。今後はFeliCa型のクレジット決済サービス導入も検討していきますが、スーパーマーケットという業態と東北人の気質からすると、プリペイド方式があっているのかな、と感じていますね。
ただ、Edyに対して1つ要望を言わせていただくと、『紛失時の保証』を何とか実現してほしい。我々もお客様にご説明しているのですが、やはり『おさいふカードを紛失したので、チャージ分を保証してほしい』という声は多いですから。仙台でもSuicaが普及し始めて、あちらが紛失時の残額保証ができるだけに、そういった声は大きくなっています」(光本氏)
インタビュー終了後、アサノ相の原店にて、店内の取材を行った。昨年の取材から1年が経ったが、Edyの利用は完全に定着していた。筆者の取材中も、お年寄りから子どもを連れた若い母親まで、多くの人がEdyで買い物をしていく。
相の原店はすべてのレジがEdyに対応するのはもちろん、Edyチャージ機が3台設置され、さらに残額確認専用機も導入されている。来店者はまずチャージ機で残額確認やチャージをして、買い物を始めるケースが多かった。
電子マネーやおサイフケータイの黎明期から、積極的に新サービスを自らのビジネスに取り込んできたアサノ。その現在の姿と要望には、先達ならではの重みがある。
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