イー・アクセスは5月24日、モバイルWiMAXに関連した事業者による国際アライアンス組織「WiBro Mobile WiMAX Community(WMC)」に参加する見通しだと発表した。23日付けでMOU(Memorandum of Understanding:覚書)を締結したという。
WMCはワイヤレスブロードバンド実現に向け、各社協力と世界的な提供エリアの拡大を目的とする団体。世界15カ国の通信事業者が設立を協議してきたもので、6カ月以内の正式発足を目指しているという。今後は事業者が「互換性の確保によるビジネス面での協力」「競争力向上のための各種情報共有」「モバイルWiMAXの国際ローミングに向けたビジネスモデル作りと技術面での協力」に取り組む。
イー・アクセスは従来、国際業界団体である「WiMAXフォーラム」の会員として標準化活動に関わってきた。既にモバイルWiMAXの屋外実証実験に向けた無線局免許を申請しており(4月25日の記事参照)、近日中に東京23区内で実験を開始する見込み。なおフィールド実験を通じて取得した測定データは、総務省が4月6日から開催している「2.5GHz帯における広帯域移動無線アクセス技術に関する技術的条件作業班」に提出する予定。
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