5分で分かる、今週のモバイル事情 9月23日〜9月29日:

» 2006年09月29日 23時59分 公開
[ITmedia]

ソフトバンクモバイル、13機種54色の新モデル

 10月1日にボーダフォンからソフトバンクへのブランド変更を控えるソフトバンク。そのソフトバンクは9月28日、13機種54色の新モデルを発表した。10月上旬以降、順次発売する(9月28日の記事参照)。光学3倍ズーム、AF付き500万画素CCDのカメラ機能を搭載した「910SH」、Windows Mobile搭載のHSDPA端末「X01HT」など注目機種を揃えた他、薄型端末の品揃えが充実したラインアップとなっている。

 新端末の投入に合わせ、新サービスも発表した(9月29日の記事参照)。他キャリアにキャッチアップする内容になっているほか、Yahoo!との連携がポイントとなっている。

 新端末では、専用の「Y!」ボタンを押すだけでYahoo!ポータルに接続。従来の公式メニューだけでなく、ニュースや天気予報といった各種コンテンツは基本的に無料で利用できる。孫社長は会見で「iモード、EZWebのビジネスモデルは根底から覆される。これまでのビジネスモデルは“コンテンツは揃ってるけどみんな有料”だったが、今度は“コンテンツを100倍くらい揃えてしかもタダ”というビジネスモデルになる。これからは“コンテンツはソフトバンク携帯が世界一揃っている”ことになる」と語った(9月28日の記事参照)

共通リーダー/ライターの発表相次ぐ

 9月27日、JR東日本とドコモが開発を進める「おサイフケータイ」と「Suica電子マネー」の共通インフラを、ジェーシービーとビットワレットも利用することで合意した(9月27日の記事参照)。2007年1月にも運用を開始する予定の「Suica」と「iD」の共通インフラで、「Edy」と「QUICPay」も利用できるようになる。端末を開発しているのは、JR東日本メカトロニクス。

 またNECも同日、Edy、Suica、iD、QUICPay、スマートプラス/Visa Touchに対応する汎用リーダー/ライターの開発を発表した(9月27日の記事参照)。NECは2006年末をめどに、汎用リーダー/ライターの開発を完了する予定で、すでにサークルKサンクスとローソンへの導入が決まっている。

BlackBerry、日本参入

 加Research In Motion(RIM)とNTTドコモは9月26日より、「BlackBerry」を日本国内で販売する(9月25日の記事参照)。BlackBerryは、テキスト入力機能を強化した携帯電話で、PC用メールがプッシュで着信する機能が受け、米国や欧州のビジネスマンに人気が高い。

 今回日本で販売される「BlackBerry 8707h」は、日本語化されていないため、日本語の表示はできるが、日本語でメールを書いて送信するなどはできない。また、端末単体での販売ではなく、サーバとセットにしたソリューション販売という形をとっている(9月26日の記事参照)

さて、来週は?

 10月3日から7日まで、幕張メッセで「CEATEC JAPAN 2006」が開催される。CEATECは最先端IT・エレクトロニクス総合展で、通信キャリアや端末メーカーの出展も多い。今年も多くの通信キャリア、端末メーカーが参加し、最新製品を展示したり、開発中の新技術を披露する予定だ。

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