三井住友カードは11月8日、NTTドコモのおサイフケータイ機能を利用した携帯クレジット決済「iD」(2005年11月の記事参照))に対応する「モバイル型iD対応クレジット決済端末」を導入すると発表した。
この端末は松下電器産業製で、クレジットカードの携帯型端末としては初めて通信用にFOMA回線を採用。据え置き型とは異なり、デリバリーサービスを利用した際の玄関先でのクレジット決済や、イベント・催事などで催事場などへ端末を持ち出してiD決済が行えるようになる。従来の接触ICと磁気を使うクレジットカード決済も可能だ。
同社ではこの端末を、同社主催のゴルフトーナメント「三井住友VISA太平洋マスターズ」(11月9日から12日、静岡県御殿場)から本格的に導入。大会用の仮設クラブハウスでのオリジナルグッズやアウトレット商品の購入、食事などでiD決済が行える。
三井住友カードでは、三井住友VISA太平洋マスターズでの導入を契機に、モバイル決済端末のニーズが高い店舗へのiD普及拡大を図る考え。またNTTドコモは、iDだけでなくおサイフケータイの利用シーン拡大も図りたいとしている。
iD/Edy、QUICPay/Edy共用端末が登場――三井住友カード、Edyの加盟店業務を開始
Suica/iD共用端末へ――三井住友カードがSuica加盟店の募集を開始
ドコモ、独自のクレジットブランド「iD」を発表
“おサイフケータイクレジット”iDとは、どんなサービス?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング