携帯メールでの「おしゃべり」が浸透――情報通信総合研究所

» 2007年01月12日 23時50分 公開
[ITmedia]
photo 夫婦や親/子供との間での携帯電話による「おしゃべり」の方法

 情報通信総合研究所は1月12日、「家庭のコミュニケーション行動と情報通信サービスの利用状況第2回調査【携帯電話編】」の結果を発表した。

 同調査は、「goo リサーチ」を運営するNTTレゾナントの協力を得て、10月12日から同16日まで実施したもので、有効サンプル数は2038名。調査対象は東京圏、京阪神圏在住の20歳から76歳までの携帯電話保有者。

 2006年10月24日に発表された第1回調査結果「携帯電話=家族をつなぐ」の続編として、今回の調査は「携帯電話」が家族の中で、どのような内容を伝えるため、どのような方法で使われているのかなどに着目して行われた。

 同調査によれば、携帯電話の利用方法は、夫婦や自分の親とは「通話の方が多い」く過半数を占めた。子供との間では「メールの方が多い」利用者がおよそ半数を占めた。これは夫婦や親との利用率の約1.5倍にあたるという。また、通話より「メールの方が多い」人の利用内容は、特に「おしゃべり」で格差が大きく、夫婦や親との利用率は19.4%なのに対し、子供との間では33.7%となった。

photo 年齢別による「おしゃべり」の方法

 携帯電話での「おしゃべり」で「メールの方が多い」人の利用率は、夫婦や親との間では若い層で高くなっているが、子共との間では40代以上の親の利用率が高い。同調査では、「小学生」がいる家庭で、携帯電話での「おしゃべり」も「メールの方が多い」親が28.4%いることから、小学生にもメールが浸透しているものと推測している。

 また、家族間での携帯電話利用は、男性では「通話」が主だが、女性では「通話」と「メール」が同程度で、女性の「メール」利用率は男性の約1.4倍となる44.1%となった。

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