TI、Draft 11n/BT/FMを集積した新型チップを開発

» 2007年02月06日 23時56分 公開
[ITmedia]

 テキサス・インスツルメンツ(TI)は2月6日、無線LAN/Bluetooth/FMの各通信方式を集積した新型デバイス「WiLink 6.0」および「BlueLink 7.0」を発表した。

 WiLink 6.0は、IEEE Draft 802.11nをサポートするモバイル無線LANデバイスで、Bluetooth 2.1およびFM送受信にも対応する業界初の製品。また、BlueLink 7.0ソリューションは、同社のBluetoothシングルチップシリーズ「BlueLink」の最新モデルで、BluetoothとFMが集積されている。

 今回発表された2つのチップは、65ナノメートルプロセス・テクノロジーで製造され、小型化にあわせて低コスト性と低消費電力性も兼ね備えた。なお、両製品に搭載されているFM機能は受信と送信に対応するため、携帯電話に搭載した場合、FMラジオを聴取できるだけでなくFMトランスミッターとしても利用できる。

 WiLink 6.0およびBlueLink 7.0ソリューションを搭載した携帯電話端末は、2008年に市場に出荷される予定だ。

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