ららぽーとは、3月15日に開業する予定している「ららぽーと横浜」において、「Suica」「PASMO」「iD(DCMXなど)」といった複数の決済サービスを、1台の決済端末で利用できる「マルチ決済システム」を導入すると発表した。
マルチ決済サービスはららぽーと横浜開業当日より開始し、設置台数は370台。1つの大型商業施設への設置台数としては最大規模になるという。また、同サービスは東芝テック製のPOSと連動しており、POSレジと決済端末へ金額を2度入力する必要がなく、店員のオペレーションを軽減し、利用者のレジ待ち時間を短縮することができる。
今回導入するマルチ決済システムは、東日本旅客鉄道(JR東日本)とNTTドコモ、NTTデータが設立した「Suica普及有限責任事業組合」(LLP)が管理・運営する「共通インフラ(共用リーダ/ライタと共通利用センター)」を利用。システム導入の一部費用も同組合から提供される予定だ。
ららぽーとが先行してSuicaを導入した3施設(ラゾーナ川崎プラザ/アーバンドック ららぽーと豊洲/ららぽーと柏の葉)(2006年9月の記事参照)についても、2007年5月以降にマルチ決済システムへの入れ替えを順次行う予定で、同社が運営する他施設への導入も検討する。これらの先行導入した3施設と合わせて、ららぽーと横浜への導入は同組合の第1号案件となる。
同社は今後、Suica/PASMO/iDに加え、「QUICPay」や「Edy」の導入を目指して準備を進めるほか、他の非接触IC決済サービスの導入も検討している。
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