Broadband Weekly Top 10(12月16日〜12月22日)
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【国内記事】 | 2001年12月25日更新 |
2位: ソフトバンク,低価格電話サービス「BB Phone」を発表
5位: 8Mbps ADSLの混乱は続く? アッカ&So-netの場合
7位: セキュリティチェック
8位: ブロードバンドコンテンツに立ちはだかる“厳しすぎる規制”
10位: イー・アクセス,コロケーション問題に関する意見を改めて表明
先週のトップ10では,4位までをYahoo! BB関連の記事が占めた。メインの発表は低価格電話サービス「BB Phone」だったはずだが,関連記事のほうが注目を集めたようだ。良いニュース,悪いニュース,どちらでも話題になるのが今のYahoo! BBだ。
ブロードバンド元年と言われる2001年は,Yahoo! BBが引っ張った……俗な言い方をすれば“引っかき回した”一年だった。確かに,ADSLの高速化と低価格化に果たした役割は大きい。普及という面でも,Yahoo! BBがなければ,年内にADSLの契約が100万を突破できたかどうかは疑問だろう。
しかし,その一方で,“放置プレイ”と揶揄された開通の遅れへの対応の悪さなど,トラブルにも事欠かなかった。その功績は誇れるものだけに,こうしたトラブルで要らぬ悪評を招いてしまったのが,いかにも残念である。
もちろん,多かれ少なかれ,似たようなトラブルは他の事業者も抱えている。今日は,NTT東西地域会社が収容替と保安器取替えに関する料金を自社ユーザーだけ優遇していたとして,公正取引委員会から警告を受けた。そのほか,2001年を振り返ると,直接エンドユーザーに影響するものだけでも,先の“放置プレイ”のほか,一年縛り事件,回線握りなど,字面だけ見るとかなりアブない言葉ばかりが思い起こされる。
トラブルの原因は,複合的かつ個々の事情によるため,一概に特定の事業者を問題視するのもまた問題なのだが,避けようとすれば避けることができたはずのトラブルも中にはあるだろう。逆に,意図しない障害やトラブルが起きたとき,それが問題視されるかどうかは,“ユーザー本位”の姿勢が見えるかどうか,という点に集約されるのではないだろうか。
ブロードバンド元年といわれる2001年はあと少し。時代が移るときに混乱が生じるのは仕方のないことだが,正直に言って,今年ばかりは“無用”の混乱が多かったように思う。願わくば,来年は明るいニュースを多く流したいものだ。
[芹澤隆徳,ITmedia]
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