ニッカウヰスキーの蒸溜所見学が人気

» 2015年10月07日 17時55分 公開
[ITmedia]

 2014年9月から2015年3月まで放送された連続テレビ小説『マッサン』。ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝をモデルにしたこともあって、ウイスキーの販売数は大幅に伸びているが、ドラマの舞台にもなった蒸溜所への見学者数も増えている。

ニッカウヰスキーの蒸溜所見学が人気を集めている(出典:ニッカウヰスキー)

 10月5日時点で、北海道の余市蒸溜所が74万3000人(前年比165%)、宮城県の宮城峡蒸溜所が25万7000人(同127%)となり、2蒸溜所合計で初めて100万人を達成した。年間では余市蒸溜所が80万人超、宮城峡蒸溜所が30万人超となる見込みで、それぞれの蒸溜所では、過去最多を記念してイベントを予定しているという。

 余市蒸溜所は9月18日に、下期のウイスキーの蒸溜作業を開始。世界でも珍しい伝統的な「石炭直火蒸溜」を行っており、見学ルートから蒸溜作業を見学することができる。また合計7台あるポットスチル(単式蒸溜器)のうち、蒸溜棟の奥にある7号機の底の部分を25年ぶりに交換。銅色に輝くポットスチルも見ることができる。

 宮城峡蒸溜所は9月から試飲商品をリニューアルし、「竹鶴ピュアモルト」「スーパーニッカ」を無料で試飲できる。それぞれ、水割りやロックで試すことができるほか、炭酸水サーバーでハイボールを作ることもできる。炭酸水サーバーはウイスキーの仕込みにも使用されている新川の伏流水を使用。ウイスキーのほかにもソフトドリンクも用意している。

「竹鶴ピュアモルト」「ブラックニッカ」ブランドを中心に売れていて、1〜9月の販売数量は前年比151%

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