部下の管理は「ゴルフ」に例えると、分かりやすい(1/4 ページ)

» 2015年10月22日 10時44分 公開
[葛西伸一INSIGHT NOW!]
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葛西伸一氏のプロフィール:

 大学卒業後、大手エレクトロニクス商社に勤務。その後、IT業界、映像コンテンツ業界と15年間の営業・企画・マネージャー等の経験を経て、 2007年4月に(株)メンター・クラフト設立。 豪州ボンド大学大学院 MBA(経営学修士) エグゼクティブ・コーチ(JIPCC認定) 日本コーチ協会正会員。


 パターで100ヤード飛ばそうとはしないのに、なぜ部下に苦手な事を要求してしまうのか? 上司となって部下を持つと、最初のうちは「良い上司になろう」と思うのに、知らず知らずのうちに、部下を無理矢理コントロールしようとしてしまうのはなぜなのか? 部下を本当の意味で理解し、その強みを生かして、チームとして成果を上げるにはどうすればよいのか?

 それは、ゴルフとチームマネジメントを重ね合わせて考えると分かりやすい。(ただし、ゴルフをやったことない方や、ゴルフに興味のない方は、全く面白くないかもしれませんので予めお断りしておきます)

 さて早速質問です。○か×でお答えください。

質問

(1)ゴルフのドライバーで飛距離を出す秘けつは、渾身の力を込めて、思いっきり振ることである。

(2)パターでも、100ヤードを狙って思い切って打つことがあっても良いと思う。

 おそらく、多くの方が1も2も「×」と答えるだろう。もちろん正解である。そこで大事なのは理由である。理由を尋ねたら、皆さんは何と答えるだろうか?

 「ドライバーは、チカラを入れればいいってもんじゃないよ」

「ドライバーは、力むほどスライスしたり、フックしたりでまともな方向にいかないよ」「パターで100ヤードを打つやつなんていないよ」

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