家計の金融資産、前年比27万円増の1209万円

» 2015年11月05日 15時58分 公開
[ITmedia]

 金融広報中央委員会は11月5日、「家計の金融行動に関する世論調査」(2人以上世帯)を発表した。それによると、金融資産の平均保有額は1209万円で、前回(1182万円)よりも27万円増加していることが分かった。金融商品別でみると、預貯金が53.2%、有価証券が17.7%、生命保険が16.9%という結果に。

金融資産の保有額(出典:金融広報中央委員会)

 金融資産が増えた要因として、株高を背景に有価証券などの保有額が増えたことが挙げられるが、その一方で金融資産を「保有していない」と答えた世帯の割合は30.9%と前年(30.4%)からわずかに上昇した。

金融資産非保有世帯比率(出典:金融広報中央委員会)

 借入金のある世帯の割合は39.2%と前回(40.7%)に比べて低下した。借入金がある世帯の平均借入額は1458万円と前回(1338万円)に比べ増加した。このうち住宅ローンは1300万円(前回1294万円)。

 訪問または郵送による調査で、全国の3474世帯(世帯主が20歳以上で世帯員が2人以上)が回答した。調査期間は6月12日から7月21日まで。

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