また、こうしたフレーバーの多さが海外では年齢や性別を問わず幅広い層に受け入れられているという。特に韓国では、ビジネスパーソンのみならず、宅配(デリバリー)サービスを利用して、家族団らんやホームパーティーなどの場面で食べる人も多いそうだ。
その顧客層の広さを狙って、日本では“人種のるつぼ”である六本木という場所に1号店を構えたのだとする。
それに伴い、店舗の内装もさまざまなシチュエーションに合わせている。「例えば、仕事帰りのビジネスマンが1人で飲食できるカウンター席もあれば、家族連れがゆったり座れるテーブル席もある。仲間たちとビールを飲みながらスポーツ観戦できるスペースもある」とホワイトヘッド氏は話す。客単価はランチで1000円強、ディナーで2500円程度を想定する。
まずは1号店でのビジネス成功が最優先だが、当然、日本でのさらなる店舗展開を視野に入れている。「六本木で来客の志向などを見ながら、例えば、ビジネスパーソンが主要ターゲットとなれば、次はその点に特化した店舗展開をするなど、いろいろなことを試しながら慎重に事業展開していきたい」とホワイトヘッド氏は強調する。
韓国では幅広い消費者の胃袋をつかんできたKyochon。満を持して進出した日本での次の一手はいかに――。
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