東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は4月8日、エンブレムの最終候補4点を公表した。4月17日までインターネットとはがきで一般から募集し、これを受けて25日に最終審査を実施して決定する。
五輪エンブレムをめぐっては、アートディレクターの佐野研二郎さんによるデザインが採用されたものの、他のデザインとの酷似が相次いで指摘されるなどし、白紙撤回。新たに一般からの公募で選ぶことになった経緯がある。
作品の応募は昨年11月24日から12月7日まで受け付け、1万4599点が集まった。応募要件を満たした1万666点を対象に、元アスリートなどを含む「エンブレム委員会」がデザインなどを審査し、4点を絞り込んだ。最終候補は商標調査もクリア済みという。
発表会で、大会組織委の森喜朗会長は「国民には大変お持たせした。みなさんのご期待に応えられるようなものを作成するために、さまざまな分野から集まっていただいた委員に選考していただいた」などとあいさつした。
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