丸紅は4月18日、2016年3月期の連結最終利益を下方修正し、前回予想から1200億円減の600億円にとどまる見通しだと発表した。資源価格下落に伴い関連事業で減損損失を迫られるのが要因。
チリの銅事業で350億円、オーストラリアの鉄鉱石事業で200億円、米国などの石油・ガス事業で150億円を減損処理する上、利益を押し下げる。海外プラント案件の損失引当なども利益を押し下げる。
売上高は前回予想の12兆5000億円を据え置くものの、営業利益は前回予想から100億円減の1200億円になる見通しだ。
大手商社では、資源価格の下落に伴う減損処理で利益の下方修正を迫られるケースが相次いでいる。
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