川崎市市民ミュージアム、80年代以降のテレビ・ラジオ脚本1万3500冊公開

» 2016年06月16日 12時50分 公開
[ITmedia]

 川崎市市民ミュージアムは、テレビ・ラジオ番組の脚本や台本を6月17日から公開する。「龍馬伝」「サラリーマンNEO」(それぞれNHKで放映)など人気番組を含めた約1万3500冊が閲覧できる。

 文化庁の委託事業として日本放送作家協会が収集し、日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムが引き継いだ約5万冊のうち、1981年〜2012年に放送された脚本の寄贈を受け、公開する(1980年以前の約2万7000冊は国立国会図書館で公開)。

photo 公開する脚本例

 公開資料には、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」や、時代劇「暴れん坊将軍」、土曜ワイド劇場、火曜サスペンス劇場といったテレビ番組の脚本1万1774冊、「青春アドベンチャー」「FM シアター」「ラジオ図書館」などのラジオ番組の脚本1622冊などが含まれる。

 俳優や演出家がカット割などを書き込んだ脚本や、ロケ現場の撮影写真が資料として貼付された台本などもあり、「作品の内容や番組の制作過程などを知ることのできる貴重な資料」(川崎市市民ミュージアム)と説明している。

 公開は研究目的が原則で、閲覧場所での閲覧のみ(複写不可)となり、館外への貸し出しは行わない。

photo 閲覧場所(川崎市市民ミュージアム3階)

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