同じように書類づくりでも、企画づくりでも、取引先への提案書づくりでも、まずは大きな枠組みを捉えること。大きな枠組みを意識し、それを一致させてから仕事を始める。ディテールはそれから、と考えなければいけない。注意をしなければならない点だ。
そしてアウトプットイメージの共有の重要性が、実はもうひとつある。それは、発注者にアウトプットイメージがない場合があることだ。
これは危険だ。受け手に非がなくても、「こんなはずではない」ということがこれでは起こりかねない。なぜなら、元々のイメージがないのだから。だから、その場での確認が必要になる。こういう場合は、一緒にアウトプットイメージを「考える」ことがあってもいい。
1966年兵庫県生まれ。1989年早稲田大学商学部卒業後、リクルート・グループなどを経てフリーランスのライターとして独立。最前線のビジネス現場から、トップランナーたちの仕事論を分かりやすく伝えるインタビューを得意とする。雑誌や書籍などで執筆するほか、取材で書き上げるブックライター作品も70冊以上に。取材相手は3000人を超える。
著書に『やり直し・差し戻しをなくす できる人の準備力』(すばる舎)『成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?』『なぜ気づいたらドトールを選んでしまうのか?』『なぜ今ローソンが「とにかく面白い」のか?』『成功者3000人の言葉 人生をひらく99の基本』『職業、ブックライター。』など。
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